2016年11月17日 第47号

 カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)は13日、東西両地区プレーオフ準決勝が行われた。

 西地区2位BCライオンズはバンクーバー市BCプレースで、同3位ウィニペグ・ブルーバマーズと対戦。試合終了間際までもつれる接戦となった。

 試合は序盤からブルーバマーズが圧倒した。第1クオーターに11得点すると第2クオーターにも14得点と2タッチダウン12得点で追い上げるライオンズを引き離す。

 しかし後半に入り、ライオンズディフェンスがブルーバマーズの得点を抑え、オフェンス陣の反撃を後押しする。そして遂に試合終了までわずか1分33秒で、ライオンズのクオーターバック(QB)ジェニングスが自らのタッチダウンで逆転に成功。試合は1点差のままブルーバマーズの攻撃となるが、ディフェンス陣が踏ん張り試合終了。最後まで手に汗握る展開は、32‐31でライオンズが制した。これでライオンズは地区決勝をカルガリーで首位スタンピーダーズと戦う。

 一方東地区も負けず劣らずの大接戦をエドモントン・エスキモーズが制し、決勝へと駒を進めた。今季の東地区は低迷し、西地区4位エスキモーズがクロスオーバーで、東地区準決勝で2位ハミルトン・タイガーキャッツと対戦した。試合は前半こそエスキモーズが圧倒していたものの、試合終了まで残り4分の第4クオーターにタイキャッツが同点に。しかし残り10秒でエスキモーズがフィールドゴールを決め試合が決定した。決勝はオタワでレッドブラックスと対戦する。

 両地区決勝戦は20日に行われる。この試合に勝利したチームが27日トロントで行われるグレイカップに駒を進める。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。