2016年10月13日 第42号

 国際ガールズデーの11日、ソフィー・トルドー首相夫人がトロント証券取引所(TSX)の開始を告げるイベントに参加した。

 この日、トルドー夫人を囲んだのは、少女や若い女性の権利を支援する慈善団体関係者や少女たち。カウントダウンに参加し、取引開始のベルを鳴らした。

 トルドー夫人は慈善団体の一つ、プラン・インターナショナル・カナダのグローバル大使を務め、以前には同団体のBecause I Am A Girlキャンペーンにもかかわっていた。

 プラン・インターナショナルとは「子どもとともに地域開発を進める国際NGO」で、世界中で子供たちの環境改善に力を入れている。その活動の一つが、特に少女や若い女性を対象にしたBecause I Am A Girlで、「女の子だから」差別されている地域での少女の権利向上などを支援している。この日は、プラン・インターナショナルも創設に関わった国際ガールズデー。2011年12月9日に国連総会で正式決定された。

 この日は自ら「フェミニスト」と公言しているジャスティン・トルドー首相も声明を発表。自由党政権は少女や若い女性のための支援に尽力すると述べ、自分や夫人と共に女性の可能性を引き出し、夢をかなえるための支援に国民もぜひ参加してほしいと語った。

 トルドー夫人はこの日からソーシャルメディアを始めたことも公表。「これまでソーシャルメディアを拒否し続けてきたけれど…そろそろ始め時かと思って」と綴った。始めたのは、フェイスブックとインスタグラム。フェイスブックには長女と写ったモノクロ写真と英仏両語でのメッセージが書き込まれ、「いいね」はすでに3万を超えている。これまでソーシャルメディアの力を存分に利用してきたトルドー首相は、ソフィ夫人がようやくソーシャルメディアを始めたと自身のインスタグラムに綴って応援した。

 

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