2016年10月6日 第41号
ブリティッシュ・コロンビア州では10月1日から来年3月31日までの間、ウィスラーへのシー・トゥー・スカイ・ハイウェイなど、平地以外を走る高速道路でのウィンタータイヤの装着が義務付けられている。
BC州でのウィンタータイヤの定義は、タイヤに次のマークがついているものとなる。
・雪の結晶が山で囲まれたデザインのマーク
・M+S (Mud and Snow)の文字
BC州運輸省では、山間部など天候が急に変わりやすい場所を運転する機会のあるドライバーに、適切な状態のウィンタータイヤを装着して安全性を高めるよう呼びかけている。
こうしたタイヤは、少なくとも溝が3・5ミリメートル以上残っていることと、気温低下に伴う空気圧の減少に対応するための、頻繁な空気圧チェックが必要となる。
一方、同州の半数以上(60パーセント以上)のドライバーは、ウィンタータイヤが必要となるような場所に出向かないとされているが、そうしたドライバーにウィンタータイヤを要求することはないとしている。
ウィンタータイヤ装着が義務付けられている高速道路には、その旨の標識が掲げられているほか、BC州運輸省のホームページからも確認できる(「designated」「winter」「tire」「BC」で検索)。違反した場合は121ドルの罰金が科せられるほか、タイヤの溝が3・5ミリメートル以下だった場合にも109ドルの罰金となる。