2016年10月6日 第41号
ロジャーズ・メディアは9月30日、現在発行している雑誌のうち4誌を完全デジタル化すると発表した。その他の雑誌も、発行回数を減らすとしている。
完全デジタル化されるのは、フレア、スポーツネット、マネーセンス、カナディアン・ビジネスの4誌。来年1月から実施される。デジタル化後は、ウェブサイトもしくはアプリで閲覧できる。
発行回数が減らされるのは、カナダを代表する雑誌マックリーンズ。これまでの週刊から月刊に変更する。ただ新しい記事はデジタル版で毎週更新される。
今回の変更についてロジャーズ・メディアのスティーブ・マイチ氏は広告収入の減少を理由にあげた。報告によれば昨年比で30パーセント落ち込んでいるという。
ロジャーズ・メディアは、カナダのメディア大手ロジャーズ・コミュニケーションの子会社で、ロジャーズ・スポーツネットなど24のテレビ局や52のラジオ局、雑誌は57誌を発行している。
今回の変更による人員削減などについては公表していないが、それほど大規模なものにはならないとしている。
同社は先月、オンラインでのオンデマンドビデオサービス「ショーミ」のサービスを停止すると発表したばかりだった。