2016年9月29日 第40号
カナダ2大航空会社、エアカナダ、ウエストジェットに対して、一つ目の預け入れ荷物課金制度について、原告側は2社が共謀して新サービス導入を計画し実行、価格もほぼ均一と指摘した。
ウエストジェットは2014年9月15日、エコノミークラスの乗客に対して、預け入れ荷物1つにつき25ドルを課金すると発表。その3日後には、待っていたかのように、今度はエアカナダが同様のサービスを導入すると発表した。
こうした両社の動きに対して、独占的な市場統制が働いているのではないかと原告側は訴えている。
今回の訴えはサスカチワン州クイーンズ・ベンチ裁判所に提出、今回の集団訴訟の原告として対象になるのは、2014年10月29日以降、カナダ国内、もしくはアメリカへの移動のために2社のサービスを受け25ドルの預け入れ手荷物料金を支払った乗客で、今後、同裁判所で認められれば、審議が行われることになる。
カナダ国内の航空市場はウエストジェット、エアカナダの2社で約80パーセントを占め、すでに2社の独占状態となっている。