2016年9月22日 第39号

 カナダ食品検査庁は17日、リステリア菌に汚染されて食中毒の恐れがあるとして、スモークサーモン製品をリコールした。

 対象となる製品は、「ワイルド・サッカイ・スモークサーモン」と「センセーションズ・ワイルド・パシフィック・スモークサーモン」の二種類。

 オンタリオ州トロントにある食品会社セントラル・エピキュア(Central Epicure)が製造、主にオンタリオ州内に卸していたが、他州にも出荷されている可能性もあるという。当局が立ち入り調査を行っているが、リコール製品がさらに増えることも予想される。

 現在リコールされている製品のラベルには、「2017SE07」(ワイルド・サッカイ・スモーク・サーモン)、「2017MA302」、または「017JN03」(センセーションズ・ワイルド・パシフィック・スモークサーモン)の番号が印刷されている。

 リステリア菌に汚染されていても、食品の見た目も匂いも変化はないので注意が必要。この菌による食中毒の症状としては、嘔吐、吐き気のほか発熱が続く、筋肉痛、激しい頭痛のほか首がこるなど。現在のところ、この製品による食中毒の報告はなされていないという。

 

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