2016年8月25日 第35号

 カナダ統計局は19日、7月のインフレ率が1・3パーセントだったと発表した。前月の1・5パーセントからやや下落。ただ専門家の予想の範囲内の下落にとどまった。

 要因はガソリン価格の下落で、前年同月比で14パーセント下落している。エネルギー関係を除いた7月のインフレ率は1・9パーセントだった。  エネルギー関連以外は概ね価格が上昇。食料品は前年同月比で1・6パーセント上昇、特に肉類の上昇が目立った。また住宅も1・6パーセント上昇した。

 ガソリンや生鮮食品などの価格変動の激しい品目を除いたコアインフレ率は2・1パーセントだった。カナダ銀行は金利政策の材料としてコアインフレ率に注目している。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。