カルガリー市議会は20日、2026年開催の冬季オリンピック・パラリンピック開催都市への立候補を検討するための調査委員会設立承認に賛成多数で可決した。500万ドルの予算を捻出し、立候補するかどうかの判断材料となる調査を開始する。

 カルガリー・スポーツ・ツーリズム局では、五輪開催で37億ドルの経済効果が見込めると試算し、歓迎する意向を示している。

 カルガリーでは1988年に冬季五輪が開催されている。その時の競技施設が現在でも国際大会やトレーニングで使用されており、2026年大会の招致に成功した場合、それらの施設を使用できることもプラスに働くとしている。

 来年9月までには国際オリンピック委員会(IOC)に招致立候補の可能性について報告する予定で、その前にカナダオリンピック委員会へ報告することになる。

 2026年冬季五輪招致については、立候補を検討していたケベックシティが先月、立候補をしない方向を示唆した。また2024年夏季五輪招致を検討していたトロントも昨年秋、立候補しないことを表明している。

 

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