アルバータ州フォートマクマレーで結婚式を挙げる予定だった、べバリーさんとエドワード・ストロッサーさん夫婦。

 しかし先月猛威を振るった森林火災のため、挙式を予定していた教会は焼失。またそこに保管されていた、当日使用するはずだった飾り付けやタキシード、花嫁に付き添う女性のドレスなども灰燼に帰してしまった。

 避難命令に従い、家族とフォートマクマレーを後にした時には、こんなことになるとは思ってもみなかったと、べバリーさん。

 しかし、避難先の同州セント・アルバートで彼らは、ほとんど見ず知らずのボランティアの助けによって結婚式を行うことができた。彼らのウェディング・プランナーを買って出たエイプリル・リアルさんは、彼らは童話の絵本の主人公のようだと形容、この結婚式を実現できたことを自分たちもうれしく思っていると取材に答えている。

 式当日、バージンロードを歩いてくる花嫁の姿を見たエドワードさんは、この何週間かの間に起こった様々な困難が全て消え去っていくようだったと語っている。また自分たちがフォートマクマレーに戻ってから何がまた起きようとも、自分たちは立ち向かっていけると付け加えている。

 避難命令が次第に解除されてきたフォートマクマレーだが、ストロッサー夫婦はすぐには戻らず、まずはハネムーンを楽しむ予定だという。

 

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