カナダドルが19日、一時79・02米ドルまで上昇、対米ドルで昨年7月以来となる高値を付けた。背景には原油価格の上昇がある。

 この日の原油価格は1・42米ドル上昇し、42・61米ドル。主要産油国による増産凍結協議が決裂したにもかかわらず、石油輸出国機構(OPEC)加盟国クウェートで起こった石油労働者のストライキがこの日で3日目に突入し、同国の原油生産量が激減している。そのため、投資家の関心が動いたとみられる。

 しかしこれも一時的な現象で、その他の要因ではカナダ経済の改善も挙げられているが、カナダドルが今後どう動くかは不確定と専門家は予測している。

 

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