カナダ不動産協会は15日、3月の全国住宅販売数は前年同月比で12・2パーセント増の4万5137件で3月としては過去最高を記録したと発表した。全国平均住宅価格は50万8567ドルで前年同月比15・7パーセント増となった。住宅価格の高騰が続くトロントとバンクーバーを除いた全国平均住宅価格は36万6950ドルで前年同月比10・4パーセント増だった。

 住宅価格が最も伸びたのはグレーターバンクーバー23・2パーセント、フレーザーバレー22・1パーセントで、グレータートロントでも11・6パーセントだった。一方、カルガリーでは3・7パーセント減、サスカトゥーンでも2・7パーセント減と、原油価格急落の影響を受けた地域では住宅価格は依然下落している。

 販売数では、前年同月比でバンクーバー、トロント以外でもブリティッシュ・コロンビア州、オンタリオ州の各都市も2桁台の伸びを示す好調さをみせた。

 ただ前月比では、トロントで1・8パーセント、バンクーバーで0・3パーセント販売数が減少。これは3月から実施された連邦政府による住宅購入規則改正(50万ドルから100万ドルの住宅価格購入について最低10パーセントの頭金が必要)が影響したものとみられると分析している。

 

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