BCプレースが5万4798人の超満員で埋まった。男子サッカーのカナダ代表試合としては過去最高記録となったのは、25日に行われたカナダ対メキシコの試合。2018年に開催されるワールドカップ男子ロシア大会への出場権をかけた北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)予選の4回戦、カナダは地元で強敵メキシコに挑んだ。

 グループAのカナダ(FIFAランキング89位)はグループ首位のメキシコ(同22)と初対戦。序盤に得点好機が何度かあったものの、押され気味の展開で32分に1点目を許すと、40分に2点目、後半にも追加点を取られ0ー3。会場の3分の1を占めていたメキシコファンの大歓声に包まれた。

 試合内容としては、メキシコがもう2、3点取っていてもおかしくなかった。それでもメキシコのカルロス・オソリオ監督は、最近のサッカーは力が均衡していてどこが勝ってもおかしくない試合が多い。カナダにもチャンスがあったが、我々の方がラッキーだったと語った。

 1グループ4チームによるホーム&アウエー方式で、カナダはすでにアウエーでホンデュラスに1ー0で勝利、エルサルバドルに0ー0と引き分け、この日の試合前には勝ち点4で2位につけていた。

 しかし29日、メキシコでの対戦でも0ー2と敗れ、勝ち点4のまま。この日ホンデュラスがエルサルバドルに勝利したため、勝ち点で並ばれ、得失点差で2位の座を明け渡した。

 カナダは残り2試合。9月2日にホンデュラスで、9月6日にカナダでエルサルバドルと対戦する。カナダでの会場はまだ公表されていない。

 4回戦ではAからCまでの各グループ上位2チームが5回戦に進出。5回戦の上位3チームがW杯出場権を獲得する。4位のチームはアジア地区のチームとプレーオフで対戦、勝てば本戦に出場できる。

 

(右)カナダ代表フロロ監督。25日の時点で負けてもまだ2位以内を狙えるチャンスはあると語った

 

System.String[]

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。