連邦政府キャサリン・マッケナ環境・気候変動相は18日、ブリティッシュ・コロンビア州スコーミッシュで計画されている液化天然ガス(LNG)事業ウッドファイバーLNG計画に対し環境評価を承認した。環境相は「科学的根拠に基づく環境評価で判断した」と声明を発表した。

 同計画については昨年10月にBC州政府がすでに環境評価を承認している。完成すれば年間約210万トンのLNGが生産・輸出されることになる。

 ただ連邦政府、州政府とも条件付きでの承認となっている。先住民族との話し合い、生態系への配慮、騒音や大気汚染などへの考慮、さらには海洋生物や水質への影響なども条件に含まれている。

 この事業計画にはスコーミッシュ市長をはじめ、住民や先住民族などの反対も根強い。事業を手掛けるインドネシアのRGEグループは、建設中には年間650人以上の雇用を生み出し、その後も25年にわたって約100人のフルタイムを確保できるとしている。ただし、同社は最終投資決定をまだ行っていない。

 

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