マニトバ州グレッグ・セリンジャー州首相は3日、同州が環境対策としてキャップ&トレード制度に参加すると発表した。2030年までに2005年比で約30パーセントの温室効果ガス削減を目標とすることも合わせて発表した。
セリンジャー州首相は、近年マニトバで続いている大規模洪水や森林火災、さらにはハドソン湾の凍結が年々遅れていることなど、気候変動を身近に感じることが多くなったと語り、こうした現象はマニトバに莫大な費用を必要とさせるとも語った。
マニトバ州の主要産業は、農業、製造業、鉱業で、一部の産業には、排出量制限を設けることも検討していることも明かした。
キャップ&トレード制度は、カナダではケベック州、オンタリオ州がすでに導入を決めている。