Table 19 • Window Horses • A New Moon Over Tohoku(東北の新月)

 


 

Table 19

 

Table 19の仲間たち 2017©Fox Searchlight Pictures

 

結婚式で生まれた絆を描くコメディー

監督はジェフリー・ブリッツで主演はアナ・ケンドリック。友人の結婚式で花嫁付き添い予定だったエロイーズ(ケンドリック)だが、花婿ベストマンの彼氏・テディ(ワイアット・ラッセル)から別れを告げられてしまう。結婚式当日、会場の隅に置かれた19番テーブルに案内されるが、そこは新郎新婦と親しくない寄せ集めゲストの座るテーブルだった。仲間外れにされたグループは悔しさをよそに、秘密や打ち明け話で盛り上がり、予想以上の楽しい時間を作り出していく。俳優それぞれのキャラクターが面白い映画。

PG 1:28 hr

上映:Cineplex Odeon International Village, Cineplex Odeon Park & Tilford, Silvercity Riverport, Cineplex Cinemas Coquitlam and VIP, Landmark Cinemas

 


 

Window Horses

 

カラフルなアニメ 2017 ©Mongrel Media/Star PR

 

怖がりながらでもやり遂げるのが人生

ロージー・ミン(声:サンドラ・オー)は若いカナダの詩人で、普段は中国系の祖父母と一緒に住んでいる。パリに行きたいと思っていたロージーだが、イランのシラズで開催されるポエムフェスティバルに招待された。実はロージーの実父は自分と母親を捨て祖国に戻ったイラン人だった。しかしイランで多くの詩人たちからいろいろなことを習ったロージーは、自分の過去と向き合う決心をする。バンクーバー出身のアン・マリー・フレミング監督の、世代やカルチャーのギャップを超えてもっと心を開こうというメッセージが感じ取れる。昨年のバンクーバー国際映画祭でベスト・カナダとベスト・BCをダブル受賞した感動映画。

G 1:25 hr

上映:Cineplex Odeon International Village

 


 

 

特別上映 A New Moon Over Tohoku(東北の新月)

 

A New Moon Over Tohoku 2016 ©VIFF

 

監督の優しい目線で感動を呼ぶ記録映画 

2011年3月に日本の東北地方を襲った東日本大震災。カナダ人日系3世のリンダ・オオハマ監督は、カナダと東北、日本とをつなぐキルトプロジェクト、外国からの義援金を直接被災者に届けるプロジェクトなど、2年にわたり被災地でボランティア活動を行った。この映画では地震、津波、原発の生存者たちへのインタビューを通して、自然災害に加えて人間の起こした事故の悲惨さと、未だ解決されない人々の苦しみに焦点があたる。「被災者自身の言葉で喪失を訴えると同時に、逆境に直面しても生きるという希望のメッセージがある」とトルドー首相にコメントされた作品。

PG 1:38 hr

上映:Vancity Theatre  
3月17日(金)  7:45 PM
3月18日(土)  7:40 PM
3月19日(日)  6:30 PM
3月23日(木)  6:30 PM
(週末に監督の舞台挨拶予定)

 

(文 ジェナ・パーク)

 

映画 年齢制限
PG 保護者の同伴が望ましい。
PG-13 13歳未満は保護者の 注意や指導が望ましい。
14A 14歳以下は保護者の 同伴が必要。
18A 18歳以下は保護者の 同伴が必要。
R 18歳以下は入場不可。
G 制限なし。 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。