Stolen Path • I Saw The Light • The Boss


 Stolen Path

 

バンクーバーの若手俳優たち 2015, 2016 ©Crystal Productions Corp.

 

「愛がすべて」という懐かしい純愛物語

19世紀のクロアチアが舞台で実際にあった禁じられたロマンス物語。ビクトリア(ダニエラ・スミトレナー)は家柄の良いお嬢様。ある日庶民の若者マシュー(ジェイコブ・ブルコパッチ)に出会い恋に落ちる。しかしその恋愛は互いの家族から強く反対され、ビクトリアは生涯に一度しかない愛を選ぶ。脚本はゴールディー・スミトレナーで監督はジョン・バノビッチ。撮影当時67歳だったスミトレナーは15歳の時に読んだクロアチアの小説からこの映画のヒントを得た。孫のダニエラのために実在した「本物の愛」を再現したという。キャストは全員バンクーバー在住の俳優で、撮影ロケはバンクーバーとクロアチア。甘く切ないサントラが涙を誘う感動作品。

G 1:30 hr

上映 : Vancouver Technical Secondary Auditorium(2600 East Broadway)4月17日 2:30PM(監督・俳優の舞台挨拶あり), UBC Robson Square Theatre(800 Robson Street)4月20日 6:30 PM(監督・俳優の舞台挨拶あり)& 9 PM(映画のみ) オンライン・チケットはwww.picatic.com

 


 

I Saw The Light

 

主役のヒドルストン 2016 © Sony Pictures Classics

 

ハンク・ウィリアムズの生涯を描いた映画

伝説のカントリー歌手、ハンク・ウィリアムズは、29年という生涯の中でアメリカ音楽の歴史に多いに貢献した。無名時代を経て驚くほど有名になった青年に待ち受けていたのは酒やドラッグに依存する日々だった。彼の健康、妻オードリー(エリザベス・オルセン)、音楽業界での人間関係に視点があたる。監督はマーク・エイブラハムで主役はトム・ヒドルストン。当時ウィリアムズは恋、浮気、家出、孤独など、誰もが知っている人生体験を自分のものとしてオープンに歌い、人々は感動し涙した。彼の音楽は映画のサントラにも使われ、後に誕生した多くのミュージシャンに衝撃を与えた。エネルギッシュで華麗なスター生活の裏に隠されたプライベートな悩みが鮮明に描かれている。

PG 2:04 hr

上映 : Fifth Avenue Cinemas (子供不可)

 


 

The Boss

 

コメディーの女王マッカーシー 2016 ©Universal Pictures

 

コメディーファンは見逃せない最悪の女ボス

『スパイ』でおなじみの大人気女優メリッサ・マッカーシー主演コメディ。監督は夫のベン・ファルコーンで映画にも出演している。アメリカで最もリッチで大物のミッシェル・ダーネル(マッカーシー)は業界では怖いもの知らず。しかしある日インサイダー・トレーディングの罪によって倒産し禁固刑を受ける。出所して再出発を試みるミッシェルだが、過去に傷つけた人々は彼女への恨みを忘れていなかった。心を入れ替え新しいアシスタントを雇い、評判回復のため地域の社会活動に挑むミッシェルだが…。クレージーなマッカーシーと、皮肉一筋のファルコーンの夫婦コンビは映画を楽しく盛り上げてくれる。

14A 1:39 hr

上映: Scotiabank Theatre, Cineplex Cinemas Marine Gateway and VIP, Silvercity Metropolis, Silivercity Riverport, SIlvercity Coquitlam and Cinemas and VIP, Landmark Cinemas New Westminster

 

(文 ジェナ・パーク)

 

映画 年齢制限

PG - 保護者の指導が 望まれる。

PG-13 - 13歳未満は保護者の注意や指導が望ましい。

14A - 14歳以下は保護者の 同伴が必要。

18A - 18歳以下は保護者の 同伴が必要。

R - 18歳以下は入場不可。

G - 制限なし。

 

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読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。