The Lobster • Midnight Special • Eye In The Sky


 The Lobster

 

主役のファレルとワイズ 2015 ©Star PR/Mongrel Media

 

人間が動物にされる異色のラブコメディー

昨年カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したギリシャのヨルゴス・ランティモス監督による作品。主演はコリン・ファレルで、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリー、ベン・ウィショー、レア・セドゥなど実力俳優が出演する。独身者がホテルに集められ、45日間以内にパートナーを見つけなければ動物にされるという設定。 妻に見捨てられたディビッド(ファレル)は、ロブスターになる運命を恐れて森へ逃げこみ、ハンディを背負った女性(ワイズ)と出会う。しかし独り者は恋愛禁止だと唱えるグループ・リーダー(セドゥ)がいた。果たしてディビッドの恋の行方は…。ランティモス監督初の英語作品は現代社会を皮肉る傑作といわれる。

14A 1:59 hr

上映 : Cineplex Odeon International Village 

 


 

Midnight Special

 

子供を守る家族  2016 ©Warner Bros.

 

超能力を持つ息子を守る父親の物語

今年のベルリン国際映画祭に出品された話題作。インディー映画出身で常に新しい視点を放出してくれるジェフ・ニコルズ監督のサイエンス・フィクション要素を含んだ新しい映画。少年アルトン(ジェイデン・リーバハン)は目から青い光を放出するというような特別な能力を持っている。しかしその力は世界にとって危険だと感じた人々が彼を調査実験に使おうと追う。父親のロイ(マイケル・シャノン)はそんな息子を愛して守り、彼の隠された能力をさらに見出していく。スパイダーマンでおなじみの女優キルステン・ダンストも母親として出演。ニコルズ監督の生まれたばかりの息子が熱性けいれんを起こし、親としてとても怖い体験をしたことがストーリーの基になっている。

PG 1:52 hr

上映 : Cineplex Odeon International Village, Fifth Avenue Cinemas(子供不可)

 


 

Eye In The Sky

 

主役のヘレン・ミレン 2015 ©Bleecker Street Media

 

ドローン対テロリスト作戦を描いたスリラー映画

無人機ドローンを使って、ケニアで活動するテロリストらを捕縛する極秘作戦を指揮していたアメリカ無人機作戦司令部のキャサリン・パウエル大佐。ある日遠隔操作による偵察と地上からの情報から、自爆テロを計画しているターゲットを発見し、ミッションが殺害計画へと切り替わる。しかし作戦決行直前に、同僚のスティーブ・ワット(アーロン・ポール) が、キルゾーンに入り込む少女を発見し、パウエル大佐の社会的モラルが問われることになる。監督はギャヴィン・フッドで主演はヘレン・ミレン。定番の無人攻撃機 MQ-9 リーパーの他に、最新の鳥型・昆虫型の超小型機も登場する。アフガニスタン、ガザ、パキスタンなど世界各地で実際に使われ、標的外への誤射から多くの民間人犠牲者を出したドローンに焦点が当てられた映画。

PG 1:42 hr

上映: Fifth Avenue Cinemas (子供不可), Scotiabank Theatre, Cineplex Cinemas Marine Gateway and VIP, Cineplex Odeon Park& Tilford, Silvercity Metropolis, Silivercity Riverport, SIlvercity Coquitlam and Cinemas and VIP, Landmark Cinemas New Westminster

 

(文 ジェナ・パーク)

 

映画 年齢制限

PG - 保護者の指導が 望まれる。

PG-13 - 13歳未満は保護者の注意や指導が望ましい。

14A - 14歳以下は保護者の 同伴が必要。

18A - 18歳以下は保護者の 同伴が必要。

R - 18歳以下は入場不可。

G - 制限なし。

 

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これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。