☆毎年恒例のアウトドアイベント!

毎年このシーズンに行われる、人気のアウトドアショーは今年も217のベンダーがそろってショーを盛り上げた。2日間で行われるショーには2万人以上の人が足を運ぶ。
ショーにはカヤック、サーフボード、キャンピング用品から世界各地のアウトドア・スポットの紹介をするトラベルやバケーションの案内も数多く見られた。
そして同時開催されているバンクーバー・バイクショーは、最新モデルの自転車や自転車を安全に運転するためのステージショーレクチャーなど、自転車人口の多いバンクーバーにはうれしい情報など、盛りだくさんの内容となっている。

☆新商品が続々!キャンプ用品も充実

キャンプ用品はテントからバックパックまでさまざまな種類の最新ギアが勢ぞろいしている。中でも注目を引き、人だかりができていたのが『LifeStraw(R)』だ。直径30センチくらいの筒の中には独自のフィルターが内蔵され、99.9999%の水媒介性バクテリアや99.9%の水媒介性寄生原生動物が取り除かれる。その筒の先端を口に入れ、ストロー同様に水を吸い上げて飲むことができる。キャンプやハイキングだけでなく災害緊急時にも使用できる。
また「Two Weeks No Laundry」のサインに立ち止まる人が多かったのはハイキングや山登りなど通気性、保温性そしてフィット感に優れたニュージーランドの天然メリノ・ウールでできた衣類製品Icebreaker。そのほかキャンプやハイキング、そして緊急時に備えての応急処置グッズの販売もされていた。

☆サーフィンやカヤック、スタンド・アップ・パドル・ボードも!

西海岸に位置するバンクーバーやバンクーバー島はウォータースポーツのメッカ。サーファーに人気のトフィーノのブースでは、サーフィンだけでなくホエールウォッチングなどの観光情報を取り揃えて案内。色とりどりのサーフボードが並び、中には釣竿のついたフィッシング用ボードも。会場に特設された大きなプールではライフベストを着けてカヤックをこぐ人の姿も。新しいウォータースポーツに挑戦する人にもわかりやすい情報が充実していた。

<バンクーバー・バイクショー>

バイク・フレンドリーな街、バンクーバーでは年々バイク人口が増加。より心地よく、そして好みのスタイルに合わせたバイクを探す人が多い。バイクショーに設置されたサイクル・ステージでは、自分にあった自転車選びのポイントを解説するBC Bike Fitによるレクチャーも。自転車を買う前に試乗する際のチェックポイントや自分の体に合ったバイク選びのコツをわかりやすく説明、バイクに興味を持つ多くの人が聴き入り、終了間際まで質問が途絶えることがなかった。

また、Autobikeはギア切り替えを自動操作するユニークな自転車を展示。多くのバイクファンが立ち止まってチェックしていた。

☆今年の流行?!

今年のバイクショーで目立ったのは、なんといっても電動自転車だ。自転車用のバッテリーのサイズも小型化し、モデルもスタイリッシュ。
独自のバッテリーで作動するおしゃれな街乗りスタイルも販売するBC州の会社Epik Bikeや、高性能な機能搭載でカラフルボディーのスイスのSTROMERも人気を集めていた。

☆バイクツアーやアドベンチャーも豊富

ショーでは自転車でめぐるアドベンチャーツアーやバイクツアーイベントの紹介なども数多く、一人ではチャレンジしにくいツアーなどもガイドやサポートがついて安心できるパッケージになっていた。またワシントン州で行われる女性向けバイクツアーイベント『Women’s Living the Dream Ride』では、18、24、36、62マイルと距離を選べるほか、給水、スポーツドリンクやエナジーバーなども途中用意され、ゴールのあとにはなんと、参加記念にティファニーのネックレスがもらえるという、女性ライダーを考慮したユニークなイベントになっている。

<ゴルフ&トラベルショー>

大きな会場のすぐ横ではゴルフショーも同時開催。BC州だけでなく世界中のリゾート地から集まったゴルフリゾートの案内ブースがぎっしり並び、最新のゴルフクラブやクラブバッグなどさまざまな新商品をチェックしに訪れた人で会場があふれかえっていた。
中でも、ゴルフスイングのチェックをしてくれるブースや、新しいクラブで試しに打ち放しができるゾーンも。ゴルフにまつわるあらゆる情報、ゴルフ場の紹介が一同にそろい、ゴルフ好きには見逃すことのできないイベントとなったようだ。

 

取材 池側和子

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。