2020年1月23日 第4号
毎日どんよりとした冬空を眺めていると、なんとなく気持ちも曇ってしまいがちになるのでは? スキーやスノボなどする人にとっては、楽しい冬のひと時だろうけど、やらない人にとっては冬があまり好きではないという場合もあるでしょう。
そんな方にぜひオススメしたい!冬のウィスラーの見どころと気軽に楽しめるアクティビティ。高いお金を払って、スキーをしなくても、意外に遊びどころ満載!実をいうと、ウィスラーにはスキーやスノボもしない方も世界中から美しい雪景色を求めてやって来るのだ。アメリカのセレブ有名スターたちでさえ、スキーもせずに冬のウィスラーを満喫している。車で2時間ほどで行けるこんな魅力的な冬スポット、ウィスラーを楽しまない手はない!
そこで、今回はよくあるケース例の1泊2日を想定して、実際に何ができるのか、どんな楽しみがあるか、ご紹介します!!
︎ウィスラーはスキー、スノボをしない人でも充分に楽しめる!魅力的なスポット!!(Photo: Tourism Whistler / Mike Crane)
無料で楽しめるアイススケートリンク
仕事が終わった後にでも、ウィスラーに出かけて一泊ほどホテルに滞在、翌日も何かアクティビティを楽しんで帰りたいという人へ。
まずは、夕食の前や後にでも、美しいウィスラーの街並みを楽しみませんか?
メインのビレッジからオリンピック・プラザへ5分ほど歩けば、そこにはとてもキュートなサイズのスケートリンクが出現!場所は、有名なオリンピックマークの記念撮影スポットの裏にありわかりやすい。しかも、そのスケートリンクの入場料は無料!ただし、スケートシューズがないとレンタル代だけかかる。(※レンタル代は6ドル)カップルで楽しむもよし、家族で揃ってはじめてのスケートもOK!日頃の生活とはかけ離れたファンタジーな世界を、ぜひ楽しもう。
Ice Skating in Whistler
営業時間:午前11時〜午後8時半
メインテナンスのためクローズする時間帯:午後1時半〜2時半と午後5時〜6時
ウィスラーの3大アクティビティ!スノーシュー、スノーモービル、犬ソリ
翌朝、おいしい朝食を楽しんだ後は、いよいよ何かのアクティビティに挑戦してみよう!
スキー、スノーボード以外のウィスラーの3大アクティビティといえば、スノーシュー、スノーモービル、犬ソリが挙げられるだろう。
スノーシューは、気軽に雪山を散策できるピースフルなアクティビティ。ウィスラー周辺のレイク、ロストレイクやレインボーマウンテンなどのコースがある。標高差も150メートルほどの簡単なものから、よりアクティブにチャレンジしたい標高差910メートルあるコースも。その中でも最もお手軽に楽しめるのが、ロストレイク周辺を歩くコースで、距離は3.2キロ。ほぼ平地なので、スノーシュー初心者の体力に自信のない人も安心して参加できる。かかる時間は、2時間半がメインで、その他に1時間半から3時間かかるものがある。どちらにしても手軽にできるアクティビティだ。コースがわからないと楽しめないので、ぜひ地元のWhistler Snowshoeカンパニーや、ウィスラーブラッコムの窓口でツアーを申し込もう。
できれば、ウィスラーに到着した日に確認しておいて、ツアーに予約。そして翌朝にスノーシューを楽しむといいだろう。
ツアー費用は65ドル〜100ドル以内がメインで、高いものでも150ドル程度だ。
スノーモービルは、雪山を颯爽と走りたい人にオススメ。こちらも所要時間は2時間から3時間ほど。ランチが含まれているコースや、夜に行くツアーには山小屋で夕食をいただくコースもある。初心者の人でもガイドの人が丁寧に説明してくれるので、興味がある人は、ぜひトライしてみよう。
スノーモービルがあるからこそ行ける、素晴らしい景色に巡り合えることだろう。 費用は159ドル〜299ドル。
一生に一度は、こんな素晴らしい体験をしたいと誰もが思うのではないだろうか?
映画の世界では見たことがあるだろう、犬そり(ドッグ・スレディング)だ。犬が協力し合いながら、自分を運んでくれるって、なんだかとても感動しそうな気がするね。
カップルなら同じソリに乗って楽しむこともできる。
気になるツアー代金だが、これがちょっとお高い。一人で乗れば、460ドルほど。しかし、二人で乗ってシェアすることもでき、そちらも460ドル(※一人計算で230ドル)。両親に子供一人というシチュエーションなら、560ドルほど。
お申込みは、Canadian Wilderness Adventuresなど、いくつかツアー会社があり、どこの会社もビレッジ内にオフィスがあるので、インフォメーションセンターなどで申し込み場所をチェックしてみよう。
意外に安くウィスラーに上がれる観光チケット!
冬のピーク時のウィスラーの窓口でのリフト代金は、189ドルもかかる。しかも+タックスで200ドルオーバーだ。スキーもしないし、山に上がる気になれないという人もいるだろう。だけど、ウィスラーの山に上がるのは、何もスキーをする人だけではない。観光でも上がることができ、これがとても楽しいものなのだ。しかも、安い! 窓口でのピーク時の価格が70ドルで、事前にインターネットで予約したり、ホリデーシーズンを外せば、さらに安く購入できる。
午前中、何かのアクティビティにトライした後には、朝のスキー客の混雑時を避けて、ぜひウィスラーに上がることをオススメしたい。ウィスラービレッジからゴンドラで上がり、上のレストランでお茶を飲みながらお土産売り場をチェック。
さらに、ゴンドラを降りたところには、オリンピックのモニュメントもあるので、そこで記念撮影するのもいいだろう。
その後には、この観光のメインイベント!ピーク・トゥ・ピークのゴンドラでブラッコムへ。
ウィスラー側に2本、ブラッコム側に2本しかない支柱で、その両山をケーブルで結んだゴンドラからの景色は圧巻! 片道15分ほどのライドを楽しもう。
ブラッコム側に到着したら、レストランで食事やコーヒーをいただくのもよし。そこからまたウィスラーに戻るのもいい。
同じルートで帰りたくない人は、ブラッコムのゴンドラを使って、下山するといいだろう。そのゴンドラは、ウィスラービレッジでなく、アッパービレッジにアクセスしているが、そこからウィスラービレッジまでは歩いても5分ほどで到着できる。
近年、世界中の多くの人がスキー、スノボをしなくて、ウィスラーの山に上がって観光を楽しむ姿が見受けられる。
まだ冬のウィスラーに来たことがない人には、ぜひオススメしたい!
スカンジナビアン・スパで心も身体もスーパーリフレッシュ!
ここまで紹介したアクティビティが、どうも受け入れれないという人も、ご安心ください!
ウィスラーの隠れ人気スポット、それがスカンジナビアン・スパ。
ビレッジから車で5分ほどの森の中にあるこの施設は、気持ちいいスパやサウナ、さらにマッサージも受けられる。ここでの驚くべき注意事項は、スパに入浴中おしゃべりは厳禁!! まさかと思うけど、本当だ。友人と行く人は、他の人のリフレッシュの邪魔をしないようにひそひそ声で。
また携帯電話の音などご法度なので、身の回りの電子機器はロッカーに入れておき、集中して心も身体もスーパーリフレッシュしよう! 料金は85ドルからで、マッサージなどのサービスを加えた場合には200ドルほどになる。
住所 8010 Mons Rd, Whistler
電話番号 604-935-2424
(取材 飯田房貴)
︎アイススケートは最も安価で魅力的なアクティビィティ。しかもロマンチックな光景でカップルにオススメ!(Photo: Fusaki Iida)
︎スノーシューは自然を身近に感じることができて、しかも健康的な有酸素運動(Photo: Tourism Whistler/Justa Jeskova)
︎一生に一度は経験したい!犬のエネルギーを体感できる犬ソリ (Photo: Blackcomb Snowmobile Ltd.)
︎ウィスラーゴンドラを上がれば、そこは絶景が広がる記念撮影スポット(Photo: Fusaki Iida)
︎スキーをしなくても大丈夫!世界中から観光で山に上がる人がたくさん。その大きな理由はギネス級のゴンドラ(Photo: Tourism Whistler / Mike Crane)
︎ウィスラーの隠れオススメスポット!スカンジナビアン・スパで日頃の疲れを癒そう(Photo: Scandinave Spa Whistler)