バンクーバー市内から、車で約5時間。豪雪地帯として有名なコキハラハイウェイ(峠)を越えて、更に内陸に進み、BC州南中央部の街、カムループスを過ぎた場所に、サンピークススキーリゾートがあります。
バンクーバー市内からは車で一気に行くのが一般的な行き方ですが、他にもカムループスまではエア・カナダその他中小の航空会社が運行しているので、カムループス空港からスキーシャトルで行く方法、又は曜日限定ですが、VIA鉄道に乗り、早朝カムループスで下車、タクシーで行く方法もツウの行き方でもあります。

1961年にリゾートがオープンし、今シーズンは50周年目を向かえたサンピークスリゾート。
カナダの国会議員で、1968年グルノーブルオリンピック金メダリストのナンシーグリーンさんがディレクターを勤め、リフト頂上2,081メートルから滑り降りる120本近いコースは初心者の方から超上級者まで楽しめるレイアウトになっています。
また、このナンシー・グリーンさん自ら一般のスキー・スノーボーダーの方と1日2回一緒に滑ってくれるサービスもあるんだそうです。
中々、オリンピック金メダリストと時間を共にする事は出来ませんが、ここではそれが可能なんですね。

バンフ周辺のスキー場と比べ、寒くなく晴天率も高く、何と言ってもウイスラーに比べて混雑しておらず、更にはパウダースノーとなれば、どれだけ魅力かお解かり頂けるのでは無いでしょうか?
また本当の意味でのスキーインスキーアウト(ホテル玄関を出たらすぐゲレンデなので出入りは非常に楽)が各ホテルとも出来ますので、これも魅力の一つと言えるでしょう。

また更に意外と知られてないのが、東京に本社がある日本ケーブル株式会社が経営していること。その関係で、日本的な雰囲気を醸し出している感じがしてきます。
この会社はリフトやゴンドラの製造、管理では世界的にも有名で、日本の幾つかのスキー場も経営しており、これらのノウハウもサンピークススキーリゾートに生かされているのではないでしょうか?

さて、スキーの後はショッピングやスパで楽しんでみてはいかがでしょうか。各ホテルにはプールやジャクジーも併設され、疲れた体をぜひ癒して下さい。
お食事もリゾート内に簡単な食事が出来るカフェから、ダイニング、パブ等もあり、都会の喧騒から離れたリゾートライフを満喫できること間違いなしです。

 

またスキーをしない方にも充分楽しめる場所で、犬ぞりもチャレンジ出来ます。1日4回の催行で5キロの道のりを約1時間掛けて進みます。犬に引かれているという罪悪感もありますが、一度乗ったら病み付きになる方も多いですよ。
犬はちょっと苦手かなという方には馬ぞりもあります。また雪国ならではの移動手段、スノーモービル。こちらも1日3回の催行で約2時間の周回コースを回ります。
スノーシューと呼ばれる日本語で言う「かんじき」を履いての散策も楽しめます。

バンクーバー在の方はついつい、市内3箇所のスキー場、またはウイスラーへ行きがちです。これら以外行った事がないという人も結構多いんですよね。
実は私もサンピークスの魅力にとりつかれた一人です。レイクルイーズやウイスラーで何度も滑った経験がありますが、寒すぎない環境の中でのパウダースキーはとても素晴らしく、またゲレンデの幅も広いので、ゆったりのんびりすべる事が出来ました。

 

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一度皆さんもサンピークスに行ってみてください。きっと満足行くこと間違いなしです。

(記事写真提供 Maple Fun Tours Ltd.)

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