2017年9月21日 第38号
VIFF チケット情報
一般:$15
特別上映:$17
ガラ上映:$22
一般・平日午後5時まで:$13
学生(18 歳以上):$13
シニア(65 歳以上):$13
子供(18 歳未満、子供向けのみ):$10
学生/シニア5枚パック:$60
6枚パック:$84
10 枚パック:$135
20 枚パック:$260
30 枚パック:$375 など
*チケットとは別にVIFF メンバー シップ$2 の購入が義務付けら れます。チケットは、オンライン (www.viff.org)、またはVancouver Interna ti ona l Film Centre (1181 Seymour Street) で購入が可能です。
Close-Knit(彼らが本気で編むときは)日本2:07分
監督:荻上直子 出演:生田斗真、桐谷健太、柿原りんか
自分の幸せに決まった形はない
再婚願望の強い姉を持つマキオ(桐谷健太)は、姪のトモ(柿原りんか)を一時的に引 き取ることにした。だが彼には大きな秘密があった。同棲相手のリンコ(生田斗真)は、 元男性でトランスジェンダー。初めは気持ち悪がって意地悪をしていたトモだったが、 女性らしくて自分の母より優しいリンコに徐々に惹かれていく。男性同性愛者に対しての 法的差別、若い母親の育児放棄など、実在する社会問題を提示する作品。今年ベルリン 国際映画祭でテディ審査員特別賞を受賞している。
メディアスポンサー: バンクーバー新報
10 月10 日(火) 6:30 PM International Village 10
10 月12 日(木) 4:15 PM International Village 10
Gukoroku - Trace of Sin(愚行録)日本2:00分
監督:石川慶 出演:妻夫木聡
日常が壊される?! 衝撃の映画
普段何気なく交わすウワサ話、嫉妬、見栄、駆け引きなど、無意識に積み重ねられるあ らゆる愚行に問いかける映画。始まりはエリートサラリーマンとその家族の一家惨殺事件。 一年経っても未解決の事件を追う記者・田中武志(妻夫木聡、『バンクーバーの朝日』)は、 理想的と思われた夫婦の意外な実像を知る。そして多くの証言者たちと出会い真実に近 づくほど、誰が真の被害者で加害者なのかわからなくなる。ミステリアスな犯人を追いな がら、本音を見せないのが通常になっている現代社会に石を投じるような高レベルの作品。
9月29日(金) 1:45 PM International Village 9
10月3日(火) 9:45 PM International Village 10
Anarchist From The Colony (Park Yeol) 韓国/ 日本2:09分
監督:イ・ジュンイク 出演:イ・ジェフン
実在した日・韓活動家カップルの人生
大ヒット作『王の男』のイ・ジュンイク監督による、大正時代の社会活動家パク・ヨルの実話。 日本の韓国併合に反対して、無政府主義活動に参加したパク(イ・ジェフン)は、同じく 無政府主義者だった日本人女性・金子文子と恋愛する。純真で勇気があったが、皇室暗 殺を計画したテロリストとして重罪を受ける。二・二六事件の決起将校らと同じ千葉刑 務所で過ごした彼らの、ほとんど知られていない波乱時代の生き方を振り返る。言語は 韓国語と日本語。
9 月30 日(土) 2:00 PM International Village 9
10 月2 日(月) 9:00 PM International Village 9
Beautiful Star( 美しい星)日本2:07分
監督:吉田大八 出演:リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中島朋子
宇宙人として覚醒した家族の話
舞台は2018 ~ 9 年の近い未来。地球人口の脅威的な増加、電気の無駄遣い、地球温暖化、 異常気象など人類は危機に陥っている。主人公はスリリングで陽気、まるで他の惑星か ら来て宇宙の用事をしているような家族。 特にクレイジーなのは当たらないお天気キャ スターの父・重一郎(リリー・フランキー)。 彼は宇宙の遺産を信じて、地球を破壊から 救わなければならないと主張する。 型破りなコメディーで、最初から最後まで目が離せ ないと同時に、 創造性があり誰もがうなずけるサイエンスフィクションでもある。 共演に 『バンクーバーの朝日』の亀梨和也、橋本愛、中島朋子、佐々木蔵之介など。
10 月4 日(水) 9:00 PM International Village 9
10 月6 日(金) 4:15 PM International Village 10
Sweating the Small Stuff (枝葉のこと)日本1:54分
監督:二ノ宮隆太郎 出演:二ノ宮隆太郎
監督・俳優の表現力と映画の質に注目
今年ロカルノ国際映画祭や釜山国際映画祭に招待された作品。二ノ宮監督が本人役で出 演し、人生で実際に経験した出来事や調査で映画を進めながら、日本の社会的な病気・ 問題を提示する。今回は自動車整備工場で働く無気力な男が、重病である友人の母親を 訪問する。一見無害な出会いのようだが、主人公が長年にわたってこの出会いを避けて きた理由がゆっくりと明かされる。監督独自の痛快なペースで、今回は何をしてくれるの か楽しみな、北アメリカ・プレミア作品。
10 月4 日(水) 9:30 PM International Village 10
10 月6 日(金) 12:45 PM International Village 8
The Departure アメリカ/ 日本1:28分
監督:ラナ・ウィルソン
生きることについて問いかけるポエム的な映画
ねもと・いってつは典型的な仏教僧ではなく、東京のマクドナルドで働いていた元パンク・ ロッカー。彼はバイクに乗って毎晩ナイト・クラブを楽しみながら、日本の自殺願望者を 思いとどまらせることに成功した有名人でもある。だがある日、自分自身の健康に危機が 訪れた彼は、自分がこれまで説いてきたアドバイス通りに生きることができるのか。驚異 的で瞑想たっぷりの映画。
10 月1 日(日) 8:30 PM Vancity Theatre
10 月2 日(月) 1:30 PM Vancity Theatre
上映劇場
・Cineplex Odeon International Village Cinemas (INTL) 88 W Pender Street
・Vancity Theatre (VCT) 19+ のみVancouver International Film Centre 1181 Seymour Street (at Davie)
(文 ジェナ・パーク/写真提供VI F F)