バレンタインデー
2月14日はバレンタインデー。日本では女性から男性へチョコレートを贈って告白をする日として定着してきたが、今や義理チョコ、友チョコ、自分用チョコなど形態も多様化している。カナダでは一般的にカップルのためのロマンチックな日であるだけでなく、子どもから親に、または子どもが学校の友達にカードを贈るなど、日頃大切に思っている人たちへ気持ちを伝える日でもある。
ハートの入れ物もダークチョコレートでできている繊細な商品(写真提供 Chocola Tas)
チョコレートを贈る
バレンタインギフトにはやはり定番のチョコレート。アボッツフォードとグランビルアイランドに店を構える「Chocola Tas」は、「Church and State Winery」と協力してチョコとワインのペアリングを提案している。Violet & Raspberry milk chocolateとCoyote Bowl Chardonnay(白ワイン)、Almond & Grape JellyというダークチョコレートとCoyote Bowl Sylah(赤ワイン)の組み合わせ。Chocola Tasの広報担当スー・アレクサンダーさんによると「チョコレートはバレンタインのギフトにピッタリですが、毎日少しずつチョコレートを食べるのも体にいいんですよ」とのこと。チョコレート好きには嬉しいニュースかも!
Chocola Tas
グランビルアイランド店
住所:151-1689 Johnston Street, Vancouver
電話:604-488-1226 アボッツフォード店
住所:101-31060 Peardonville Road, Abbotsford
電話:604-504-5957
ウェブ:chocolatas.com
宝石箱のような美しいチョコレート(写真提供 Chocola Tas)
花束を贈る
多くの女性にとって花束を贈られるのは嬉しいもの。心ときめく素敵な花束をぜひ彼女や奥様に贈りたい。「Queensberry Flower Company」では、バレンタイン用のスペシャルブーケとアレンジメントを用意。Marie-Antoinette Rose Bouquet($69.99~)は、大小2種類のバラをふんだんに取り入れ、バラ好きだったフランスの女王マリーアントワネットをイメージしたブーケ。Garden Jewel Box($69~)は、バラ、蘭、チューリップを可愛らしい木箱にアレンジしてある。また、バラでハートをかたどった、とてもキュートなアレンジメントQueen of Hearts Boxは15個限定。どれも女性の心をつかむこと間違いなし!バレンタインの時期は混むので予約をしておいた方が確実。オンラインでも購入可能で、デリバリーも受け付けている(別途料金)。また、こちらのお店では毎月4種類の他、イベントごとなどにフラワーアレンジメントのコースも開催しているので興味がある人は問い合わせてみよう。
Queensberry Flower Company
カナダラインYaletown-Roundhouse駅構内
電話:604-339-3528 ウェブ:queensberryflowers.com
営業時間:火~金10:00 – 18:00、土12:00 – 17:00、日月祝は休み
このまま飾っておける木箱入り。Garden Jewel Box(写真提供 Queensberry Flower Company)
バレンタインブーケこぼれ話
ゴージャスな花束を男性みんなが用意するとは限らない。「たいてい、近所のコーナーストアで買った花束をもらいます。菊の花なんかが入っているのが、微妙ですよね…」とか、「赤いカーネーションの花束をもらったことがあります。『今日は母の日?』と聞いたら、『あれ?それってバラじゃないの?』だって…」などという悲しいような笑えるような話もある。
数々のブーケを作ってきたQueensberry Flower Companyのハインリクス可奈子さんにバレンタインのブーケにまつわる話を伺った。「大きな花束を贈るのは気恥ずかしいとか、他にもギフトがあるのでそれに添えるためなどで、バラを1本贈るかたもいらっしゃいます。1本でも想いは伝わると思ってらっしゃるようですが、女性は物足りないと感じるようです。男女の気持ちの温度差を感じますね(笑)」「中国や韓国のお客様では、99本のバラを贈るということも。『100本目のバラはあなたです』というメッセージを添えて。また、赤やピンクに限らず、彼女が好きな色をプレゼントする方もいらっしゃいます」。
大小のバラを合わせたバランスの良い花束。Marie-Antoinette Rose Bouquet(写真提供 Queensberry Flower Company)
手作りカード
子どもが友達にあげるバレンタインカードにはたくさん市販のものがあるが、ちょっと頑張って手作りしてみるのはいかが?
●マーサ・スチュワートの雑誌オンライン版には、カードのアイディアが多数、紹介されている。そのほか、バレンタインにピッタリな手作りギフトなども紹介。写真もきれいで見るだけでも楽しい。
*ホームページのメニューからCREATEをクリックする。
●小さな子どもも簡単に作れるカードアイディアがたくさん。教師向けのサイトなので、ワードゲームといったアイディアも掲載されているちょっとユニークなサイト。
www.enchantedlearning.com/crafts/valentine
●カード作りの材料を買いに行くなら、メトロバンクーバー各所に店舗がある「Michaels」へ。ウェブサイトには、カード、ギフト、スイーツなどの作り方がたくさん紹介されていて参考になる。
*ホームページのメニューからInspirationをクリック、Love the way you createを選ぶとバレンタインアイディアのページに。
バレンタインイベント
バレンタインにはロマンチックなディナーを提供しているレストランなどが多数ある。その中でちょっとユニークなものをご紹介。
Hot Chocolate Festival
2月14日まで。今年で第5回目となるホットチョコレートフェスティバル。20以上の店が趣向を凝らしたホットチョコレートを提供。甘~い気分を楽しみたい。今年初参加の店は、49 Parallel Coffee Roasters + Lucky's Doughnuts、Butter Baked Goods、Diva at the Met(いずれもバンクーバー)。バーナビーでは2店、Glenburn Soda Fountain & Cafe、Chez Christopheが初参加。店によって営業時間等が異なるので、ウェブで確認してから出かけよう。それぞれの店が提供するメニューも紹介されている。
www.cityfood.com/hotchocolate/
バンクーバー水族館
Hugs & Fishes Dinner and Sea-fari Sleepover
2月14日(土)
Dinner : 18:30 – 21:00
Sea-fari Sleepover : 21:00 – 9:00(翌日)
料金:$400(メンバー料金$340)2名1組の料金。19歳以上が対象。
3コースのディナーをワインと共に楽しんだ後は、普段見ることのできない水族館の舞台裏を見学。カップルで料理を作る競争もある。夜は、ベルーガのいる水槽のそばで就寝。翌日の朝食つき。ディナーだけでも申し込める(1カップル$170)。
申し込みと問い合わせ:604-659-3552(月~金8:30 – 16:30)
または、This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it. Vancouver Aquarium スタンレー公園内 www.vanaqua.org
本格的なディナーを水族館で味わうのもユニーク(写真提供 Vancouver Aquarium Marine Science Centre)
子どもの時のスリープオーバーを思い起こさせるようなセッティング(写真提供 Vancouver Aquarium Marine Science Centre)
(取材 大島多紀子)