北米最大のスキーリゾート・ウィスラー&ブラッコム
ウィスラーはウィスラー山とブラッコム山という二つの大きな山を擁する北米最大規模のスキーリゾートとして知られる。両山合計で200以上のコースがあり、上部には氷河エリア、ボウルエリアがあり、さらに奥にはバックカントリーやヘリスキーエリアが広がっている。スキー場の標高差が1609m、中級コースで11kmのロングランが楽しめる。この二つの山の麓にあるのがウィスラービレッジだ。
ビレッジは宿泊施設を中心に、歩行者天国のショッピングストリートがあり、ブティックやスポーツショップ、世界中の食が楽しめるレストランなどが軒を連ねている。
また、12月下旬からビレッジ内のオリンピックプラザにはスケートリンクがオープン予定。ブラッコム山のふもとには小さな子供でも思い切り遊べるチューブパークがオープン予定。その他にもスノーモービルやジップトレックツアー、犬ぞりツアーなどあり、スキーやボードをしない人でも充分冬のリゾートライフを楽しむことができる。
ウィスラーの風物詩
ウィスラーでは週に1回、ローカル新聞が発行されているが、スキー場オープンの週の表紙を飾っていたのが、前日から寝袋に入って待っていた地元高校生たちの写真だった。
16日は土曜日だったが、一番の生徒は学校を休んで金曜日の朝から並んでいたとのこと。地元の高校生にとって「その年の一番のゴンドラに乗ることはとても名誉なことであり、一生の思い出になる。そのために学校を休むことは仕方ないだろう」というのが一般的な見解になっている。数年前は平日にオープンしたために、前日から学校を休み並んでいた高校生が多数いた。オープン当日も学校を休んで山で滑っていた高校生は、全校生徒の約3分の1もいたそうだ。校長先生は「親が許可するなら山に行ってよい。その替わり、学校を休む理由に嘘はつかないように」と声明をだしていた。親も協力的で、オープニングの朝には、高校生たちが使った寝袋・テントなどの装備をピックアップしに来ていた。このあたりももうウィスラーの風物詩だ。
新着情報
さて、今年のウィスラーだが、大きなニュースが一つある。それは12月7日にオープンしたクリスタルリッジ・エクスプレスと8日にオープンしたハーモニー6エクスプレスだ。この二つのリフトがオープンしたので、ハイアルパインエリア(森林限界を越えた標高の高いエリア)へのアクセスが抜群によくなった。
クリスタルリッジエリアは、気持ちの良い3km程のクルージングができるリッジランナーやロックンロール、ツイスト&シャウトといったコース。オーサーズ・チョイス、ログジャムといったちょっとチャレンジなツリーラン。今まで地元民のシークレット・スポットだったフラグルロック・エリアなどを擁し、今年一番の人気スポットになるのは間違いないだろう。
アクセス
バンクーバーから車で行くならシートゥスカイ・ハイウエイを北上。約2時間でウィスラーに到着。途中のスコーミッシュをすぎて30分、オリンピック時にスキージャンプやXCスキーが行われたカラハンバレーオリンピックパークがあり、3月下旬にはカナダのナショナルチャンピオンシップが開催される予定。
ウィスラーに入るとボブスレーなどのスライド系の競技会場があり、1月にはスケルトンのコンチネンタルカップの開催が予定されている。もちろんゲレンデに上ればアルペンスキーのコースも滑れる。
今シーズンの主なイベント
12月19日〜 |
コカニーバレー・レースシリーズがスタート。シーズン中に全8戦が予定されている。レース志向のスキーヤーやボーダーは是非参加してみよう。 |
12月15日〜3月30日 |
ファイアー&アイスショー。毎週日曜日の午後6時30分から約1時間。(夏時間になったら午後7時30分より)無料 |
12月20日〜4月2日 |
フレッシュトラックと朝食ツアー。毎日650人限定。$19.95+TAX(別途ゴンドラ券が必要) |
12月28日 |
キング・オブ・レール。シーズン中に全3戦が予定 |
12月29日 |
パークライダー・イベント。シーズン中に全3戦が予定 |
1月2日〜6日 |
スケルトンのコンチネンタルカップ |
1月13日~16日 |
ノースフェイス、パーク&パイプ・オープン。ソチ5輪からの新種目であるスキーのハーフパイプやスロープスタイル。ボードのスロープスタイルを見ることができる。 |
1月18日〜19日 |
スキー・スノーボードクロス |
1月24日〜25日 |
Telusウィンタークラシック。ファンレースや食やワインを含めたチャリティーイベント |
1月26日〜2月2日 |
ウィンタープライド第22回(ゲイの祭典) |
1月26日 |
マスターレース大会 |
1月31日〜2月1日 |
ピーク2バレー・レース大会。年齢別カテゴリーで4人一組の合計タイムで争われる30回目を迎える伝統の大会。80歳近いレーサーもいる。 |
2月8日〜10日 |
GoProジュニア・フリースキー・チャンピオンシップ |
3月15日 |
ショーケース・ショーダウン(スノーボードのイベント) |
3月19日〜26日 |
カナダ・アルペンスキー・チャンピオンシップ |
3月27日〜29日 |
スキージャンプ&複合のナショナル・チャンピオンシップ |
4月1日 |
マクドナルド・チャリティーレース |
4月4日〜6日 |
ウィスラーカップ第22回。11歳~14歳のジュニアアスリート達が23カ国から数百人参加予定 |
4月5日 |
ニンテンドー・ファミリー・マウンテン・アドベンチャー(ニンテンドーのキャラクターが山に沢山!) |
4月11日〜21日 |
ワールド・スキー&スノーボード・フェスティバル(シーズンを締めくくる北米最大のイベント) |
公的ではないが、ウィスラーでは1月26日のオージーデイには必ずカンガルーを抱えたオージーが山で滑り、3月17日のセント・パトリックデイには緑を纏って街中のパブでビールを飲んで乾杯するのが恒例になっており、とってもお勧めだ。
イベント盛りだくさん。春までフルスロットル、エンドレスで楽しいウィスラーの2013-14ホワイトシーズンが始まった!!
ウィスラー・ブラッコムの公式HP: http://www.whistlerblackcomb.com/
日帰りのウィスラーツアーや現地のガイドツアーなど便利な情報満載。
J-ステーションのHP: http://www.jtb.ca/JWeb/Index.aspx
現地のガイドツアーや情報などJAPANADA: http://www.japanada.com