11月11日、スタンレーパーク内の日系カナダ人戦没者記念碑を囲んで、日系人戦没者追悼式典がとりおこなわれた。小雨がぱらつく中大勢の人が参加した式典では、ゴードン門田氏が司会進行を務めた。カナダ国歌「O Canada」の斉唱、来賓の紹介に続いて、宗教団体を代表して金光教バンクーバー教会のロデリック・ハシモト牧師が「次世代のためにも平和な世界を現実のものとしていきましょう」と挨拶をして祈りを捧げた。第一次世界大戦が1918年11月11日の11時に休戦となったことから、この時間に合わせて参加者全員で黙祷を捧げた。赤いポピーがリメンバランス・デーのシンボルとなった由縁の詩「フランダースの野に」を、アイリーン・キタムラさんが朗読した後、記念碑への献花がおこなわれ、イギリス国歌「God Save The Queen」の斉唱で式が締めくくられた。式典の後は、バンクーバー・ローイング・クラブにてレセプションが開かれ大勢の参加者が歓談の時を持った。
献花団体は以下のとおり。
◆退役軍人第9部隊
◆S-20および二世在郷軍人会
◆退役軍人の家族
◆全カナダ日系人協会(NAJC)
◆在バンクーバー日本国総領事館
◆ナショナル日系博物館・ヘリテージセンター
◆グレーターバンクーバー日系カナダ市民協会
◆RCMP王立カナダ騎馬警察
◆バンクーバー市
◆バンクーバー市警察
◆バンクーバー公園管理局
◆宗教諸団体
(取材 大島多紀子)