2019年4月18日 第16号

4月14日、第35回バンクーバーサン・ランが開催された。今年は、4万3千人が参加した中、学園はスクールチームとして生徒・保護者・教員30人が参加した。

 

集合写真

 

 2005年から学園長(村上陽子)はサンランに継続しているが、「常に無理をせず完走することが目的であり、勉強だけでなく健康な身体を作ること、そして、チャレンジする勇気を持ってほしい」という気持ちで学園チームとして参加している。

 子ども達は10キロを走ったり歩いたり思い思いのペースで続ける中、途中雨が降り出し、ひょうに変わり打たれながら2キロほど走るという悪天候に見舞われた。

 その中、子ども達は、あきらめずへとへとになりながらもゴールし、達成感と満足感を味わいながら皆、「がんばったね。」と微笑みながら声を掛けBCスタジアムの中の学園マークの所に集まった。きっと大河ドラマの「いだてん」のようにハッハッスッスッと息をしながら走った人もいただろう。

 今回、初めてバンクーバーのサンランに参加したワーホリの教員が、ゼッケンに名前が示されていたことに驚いた。また、悪天候の中、応援を続けてくれる明るい国民性やハイタッチをしてエネルギーを与えてくれたことに辛さを上回る楽しさを感じながら走ることができた。

 沿道の人達に声を掛けられたり、ボランティアの方から水が配られることに感謝しながら受け取ったり、音楽を聴きながら楽しみお友達と走る(歩く)ことができた。

 脳科学者、茂木健一郎氏の文章に、「走ると記憶が整理されていく」「僕が毎日10キロ走っている理由」その内容には、走ることは、身体のコンディションが整ったり、より健康になったりといったメリットがある。さらに、走っている間に、脳がアイドリングして、特別な回路が活性化し、さまざまな記憶が整理されたり、ストレスが解消されたりといった効果もある。と書いてあった。

 学園が、スクールチームでサンランに15年参加し続けられたことを誇りに思うとともに、これからも文武両道の精神で知的学習だけに偏らず、スポーツにも励んで健康な体をつくることの大切さを知ってもらいたい。

(記事・写真提供/グラッドストーン日本語学園) 

 

サンランスタート前の教員たち

 

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