2018年8月23日 第34号

 ブリティッシュ・コロンビア州を代表するビール会社パシフィック・ウェスタン・ブリューイング社の最高経営責任者(CEO)兼社長小松和子氏の告別式が8月16日、バンクーバー市内で行われた。

 

 

 今年7月に急逝した小松氏を偲んで多くの人が参加。会場では映し出される小松氏の写真を見ながらそれぞれに思いを馳せていた。

 参加者を代表して各界から代表者があいさつした。

 岡井朝子在バンクーバー日本国総領事の、カナダ、そして日系コミュニティへの小松氏の貢献を称える言葉を司会者が代読した。

 BC州前州首相クリスティ・クラーク氏は、小松氏から教わった「一期一会」のエピソードを紹介。ビジネスにおいてもプライベートにおいても、人との出会いは一生に一度しかないかもしれない、だからその一つ一つの出会いを大事にするようにと教えられたと語った。さらに、まだまだ女性の進出が難しいビジネス界においてトップで走り続けた小松氏を称賛し、勇気をもらったと述べた。

 パシフィック・ウェスタン・ブリューイング社関係者は、小松氏なくして現在のパシフィック・ウェスタン・ブリューイングはあり得ないと感謝の言葉を述べ、ビジネスへの情熱と社員への思いやりが深いことを示すエピソードを紹介した。

 最後に後継者として甥の小松泰山氏があいさつ。彼女の情熱を引き継ぐことを約束した。

 小松和子氏は7月27日に病気のため逝去。享年75。

(編集部/写真提供:Mike Rutter (PWB))

 

 

 

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