2018年4月19日 第16号

和楽器イベントコーディネーターの沖朋奈さんは、エアカナダの客室乗務員を務めるかたわら、日本の和楽器奏者を率いてカナダでの公演ツアーを企画実行している。ここ数年はバンクーバーで開催されるサクラデイズ・ジャパンフェアなどでの公演や、ワークショップを開催してカナダの人へ和楽器の魅力を伝えている。なお、沖さんについての記事はバンクーバー新報2018年1月1日号に掲載された。

今回のカナダツアーに参加したのは、和太鼓奏者の金刺敬大さんと津軽三味線奏者の本田浩平さん。4月13日にスティーブストン仏教会で公演、4月14日と15日にはサクラデイズ・ジャパンフェア(メディアスポンサー:バンクーバー新報)に出演した。この後、ソルトスプリング島でも公演とワークショップを開くという。ジャパンフェアでの初日の公演を控えた2人に話を聞いた。

 

金刺敬大さん(左)と本田浩平さん

 

■本田さんはバンクーバーは初めてですか。

本田「バンクーバーもカナダも初めてです。地域的にも人も穏やかだなという印象がすごくありますね。昨日のスティーブストンのコンサートでも、お客さんの温かい雰囲気に助けられたなという気がします。とても盛り上がりましたね。すごく楽しかったです」

金刺 「2016年に初めて来て今回が2回目です。スティーブストンでのコンサートも2回目となりますが、お客様が迎えてくれる感じがありました。出た時に『戻って来たよ』みたいなことを言ったんですけど、それだけで『わーっ』と言ってくださって。覚えていてくれた方も多かったみたいで、なによりそれがうれしかったです」

■ジャパンフェアでの公演はどのような感じに?

金刺「フェスティバルであるということと、自分としては2回目であるということで、カナダツアーでお会いしたミュージシャンの方に、スペシャルゲストとして飛び入りで入ってもらい、ここだけの企画をやろうかなと思ってます。今回の僕たちのテーマが「和の心」なんですが、「和」(という言葉)には、人のつながりの「和」という意味もあるので、音でつながっていくっていうような温かいステージになればいいなと思ってます」

本田「それと、とにかく楽しんでやることが一番で、それが伝わればいいかなと思います」

■本田さんは来加直前の4月1日、津軽三味線コンクール全国大会で優勝されてます。三味線の魅力はなんでしょうか。

本田「津軽三味線は特にアドリブのきく楽器というか、自由なところがすごく多いんです。弾く人によって、同じ津軽三味線でも音ももちろん違うし、同じ曲を弾いても全然変わってくるんで、100人いれば100人の音が出て面白いかなと思います」

■和太鼓はこちらでもたくさんグループがあります。

金刺 「メキシコなども含めて北米、南米には多いと思いますし歴史も古い。そういった意味でもこちらの人にはなじみが深く、すごく近い感じがします。とにかく温かいお客様が多いと前回も今回も思いましたね」

 

 金刺さんはジャパンフェアでもワークショップを行った。参加者は実際に太鼓(に模したごみ箱)を叩いてみて、難しい点を発見したり、他の人たちと音が揃った瞬間の楽しさを知ることができたようだった。日本でもワークショップを行っている金刺さん。「見るだけ、見せるだけではなく、少しでも実際に関わってみると印象に残りやすいといわれてますね」と話す。

 今回のツアーは企画実行をしている沖さんと、音響担当として同行している梶野泰範さん、金刺さん、本田さんの4人で「和の心〜 Heart of Japan」としてバンクーバーとソルトスプリング島を巡る。ジャパンフェアの公演では沖さんと梶野さんも津軽三味線でステージに参加する場面もあった。楽しんで演奏している雰囲気が伝わる温かいステージだったのが印象的だった。

(取材 大島多紀子)

 

 

金刺敬大さん(写真提供/由起子・オンリーさん)

 

本田浩平さん(写真提供/由起子・オンリーさん)

 

 

 

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