2018年2月22日 第8号
ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館で、2月17、18日に古本市とフードフェアが開催された。お雛様と写真を撮る撮影会や子供が遊べるコーナーも用意され、家族連れなど多数の来場者で賑わった。
販売された本の数はかなりのもの。たくさんの人がじっくりと選んでいた
買う・味わう・遊ぶ、楽しみたくさん
日系センターのロビーの大部分を使って並べられた大量の本。これだけあれば選ぶ楽しみも尽きないというもの。さらにロビーに隣接する部屋や、2階の日系古本屋の部屋も使って陳列した。価格も1冊1〜2ドルとお手ごろということもあり、たくさん購入している人の姿も見られた。
ロビーの奥の方ではワッフル、生チョコ、クレープ、おまんじゅう、塩麹、ちらしずしといった食べ物のベンダーが出店していた。会場の外、日本庭園の近くにはラーメン、たこ焼き、ハンバーガーなどの店もあり客を引きつけていた。日系センターをはじめとするさまざまな場所でのイベントでおなじみのベンダーが主で、これを楽しみにして来たというような人たちも多かったようだ。イベントホールにはバウンシーキャッスルが設置され、子供たちが元気よく遊べるスペースも用意。折り紙やお絵描きを楽しめるクラフトコーナーもあり、家族で楽しめる工夫がなされていた。
記念に残る写真撮影
ひな祭りフェスティバルということで、2階の和室に飾られた7段飾りのお雛様と一緒に写真を撮る撮影会も行われた。着物の着付けをしてもらってお雛様と一緒に家族写真を撮るのはなかなかできない経験だ。肌着や長じゅばん、帯、足袋、ぞうりなど和装に必要なものを揃え、着付けと本格的なヘアメイクまで、すべて彩月会の皆さんがボランティアで行っている。実のところ日本にいても、これほど本格的なサービスを気軽に良心的な価格で体験するのは難しいだろう。こうした写真撮影会だけでなく、日系センターのイベントでは、彩月会が着物の着付け体験を提供していることがあるので、利用してみるのもいいのではないだろうか。
日系センターでは、4月21日(土)に春のお祭りCelebrate Spring!を開催する。例年通り、パフォーマンス、フードなどのベンダー出店、茶道、武道のデモンストレーションが行われる。詳細は日系センターのウェブサイト(www.nikkeiplace.org)や弊紙のコミュニティお知らせ欄で近日紹介される。
(取材 大島多紀子)
販売している人たちとのやりとりも楽しい
外のフードベンダーも人気
子供たちが元気に遊ぶバウンシーキャッスル
お雛様と記念写真。美歌さん・マーチンさんご夫妻と娘の愛歌ちゃん
きれいな着物を着て口紅もさしてもらいうれしそうな、せいらちゃん(3歳)