2017年11月23日 第47号

11月12日、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館で、日本舞踊グループの彩月会による温習会が開催された。彩月会は西川流の西川佳洋(かよう)師範の指導のもと、日本の踊りを楽しく習う集いとして2011年5月に発足した。会の名前は「五月(さつき)」にちなんで、踊りを通じて彩りある生活になるようにという思いを込めて名づけられたという。

 

彩月会のみなさん

 

華やかに日本の舞

 温習会は、これまでの稽古の成果を披露するもので2015年に続き、今回が2回目の開催となる。今年は350枚の整理券が配られ、立ち見も出た模様。雨天で日中から薄暗かったが、会場内は明るい笑顔でいっぱいの温かい雰囲気に溢れた。

 公演は大和奈緒美さんが日本語と英語で司会を務めた。途中に休憩を挟む2部構成で、それぞれ12曲ずつが披露された。古典、民謡、歌謡曲などバラエティに富んだ構成で、情緒あふれる和の世界に浸った2時間半となった。第一部は西川師範による「祝賀の舞」から始まり、「元禄花見踊り」、「紅葉の橋」といった季節を感じさせるものから、明治時代の流行歌「さのさ紅小町」や、美空ひばりの「愛燦々」と時代もさまざまな曲が次々に。舞い手はそれぞれの曲にあった美しい着物で登場し、さながらファッションショーのようでもあった。これらの着物は、この日のために東京浅草で調達したものだという。

 

日本の文化を堪能

 第二部は宝塚歌劇団の愛唱歌「すみれの花咲く頃」や、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」といった曲に合わせた可憐な舞いや、鳴子を打ち鳴らしながら陽気に踊る「よさこい鳴子」など、多彩なラインナップ。熊本の民謡「おてもやん」では、真っ赤な頬紅をつけて、まさしく『おてもやん』になって踊った。最後は「きよしのズンドコ節」で来場者も一緒に参加して踊り、大いに盛り上がって終了した。

 終演後は、お寿司やスナックなどがふるまわれ、来場者が彩月会の人たちを囲んで歓談する時間も設けられた。西川師範は「みんなすごく一生懸命お稽古をしました。9月と10月は週に2回稽古をしたんです。おかげでみんなすごくきれいに踊っていましたので、とてもうれしいです」と感想を語った。2年前の温習会からメンバーも増えて、今回は西川師範を入れて23人が出場したという。「若手が増えて頼もしいです」と話す。舞台に立つ彩月会のみなさんの晴れ晴れとした笑顔から、踊ることを楽しんでいる様子がわかる素晴らしい舞台だった。

(取材 大島多紀子 / 写真 斉藤光一)

 

 

西川佳洋師範の「祝賀の舞」

 

京都の舞踏公演、北野をどりのフィナーレを飾る演目「上七軒夜曲」。舞うのはリトンかおりさん

 

樋口一葉の小説をもとにした歌「たけくらべ」

 

元禄時代の花見の様子を歌った「元禄花見踊り」

 

高知市で行われるよさこい祭りの楽曲「よさこい鳴子」

 

若い女性の恋心を歌った「さのさ紅小町」

 

天の川に渡すという「紅葉の橋」

 

熊本の民謡「おてもやん」真っ赤な頬紅がキュート

 

 

 

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