2017年9月21日 第38号

 日本で人気急上昇中の大阪を拠点に興行を行っている「道頓堀プロレス」。昨年10年ぶりに帰還を果たした空牙率いる道頓堀プロレス一行のバンクーバー遠征が、今年もまたやってくる! 今回は2日にわたってリッチモンドと、クロバデール、そして2名の選手はバーノンにも遠征する。

 

昨年10月14日に行われたASWバンクーバー大会後、ファンと記念撮影する道頓堀レスラーとカナダ人レスラーたち

 

 今回の遠征は、長年にわたりバンクーバーに根強いファンを持つ空牙を筆頭に、昨年も熱い試合を繰り広げた菅沼修、TORU、大久保寛人に加え、新たにリアル・イヌナキン、影山道雄、伊東優作の計7名がバンクーバー近郊で定期的に興行をしているAll Star Wrestling(通称ASW)に参戦する。(Thrash Wrestlingのバーノン大会にはTORU、大久保寛人が参戦予定)

 そこで、道頓堀プロレスを旗揚げした選手会長、空牙選手に今回の遠征について意気込みを聞いてみた。

 今からバンクーバーに行くのが楽しみで仕方ない。初参戦組含め、皆同じ気持ちだと思う。個人的には2000年11月の初遠征以来、戦友となった選手たちとの再会もこの遠征の楽しみのひとつである。既にリタイアしてる選手もいるが、そんな選手ともまたいろいろな形で一緒にリングに立てればうれしく思う。昨年は、その当時幼かった戦友の娘が、なんとリングアナウンサーになっていてビックリ!!初遠征から16年、時の流れを感じた。

 バンクーバーの街も大好きな街のひとつである。オフの日の観光も楽しみで、ダウンタウンにある馴染みの店も、また襲撃予定じゃ。それにバンクーバー初遠征からハマッてしまった絶品サーモンも、ここに来たら毎度外せない。サーモンバーガーしかり。今回もまた日本からも数名のファンが観戦に来るので、バンクーバーのサーモン料理店を案内してやる予定だ。もちろん観光地へも。(雨は勘弁。天候が良いことを願う。)

 毎年恒例となりつつある年一回の道頓堀プロレスのバンクーバー遠征に、現地に住むたくさんの日本人の方々にも観戦に来ていただきたい。きっと楽しめるであろうプロレスの魅力を、皆様に伝えたいと思う。遠征する選手一同、一緒に忘れられない最高の日の思い出とできればなと思う。また試合会場でお会いしましょう。観戦待ってるぜ!!

道頓堀プロレス 空牙 

 

 29日、リッチモンド大会での空牙選手の対戦相手、ニック・プライス選手はなんと、10数年前に客席で空牙選手の活躍を見て、プロレスラーになることを夢見た少年だったらしい。こんなドラマティックな試合が実現するのもプロレスの醍醐味と言えるだろう。

 バンクーバー近郊で開催されているASWプロレスの会場には、家族連れも、女性グループも多く訪れる。お気に入りの選手を見つけ声援をしたり、笑ったり、怒ったり、ブーイングをしたりと日頃のストレスを発散できる最高のエンターテイメント、プロレス。あなたもぜひ会場に足を運んで、生の迫力を楽しんでみてはいかがだろうか。

 異国の地で闘う日本人レスラーに、みんなで声援をたくさん送ろう!

(記事提供 あつこ・ミックニールさん)

 

チケットのお求めは、ダウンタウン・Kyzock海賊寿司(559 W Pender St, Vancouver)、コマーシャルドライブ・BRUCE GUITARS(3026 Commercial Dr, Vancouver)、もしくはASWウェブサイト(http://allstar-wrestling.com/)まで。

読者プレゼント 観覧ペアチケットが2名様に抽選で当たります!詳しくはパート1、5ページをご覧ください。

(取材 古川 透)

 

 

インタビューに答えてくれた、道頓堀プロレス代表ムチャリブレマスター、現役22年目のベテラン空牙選手

 

昨年、バンクーバー新報社を訪れた道頓堀レスラーと新報スタッフ

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。