2017年6月1日 第22号

 バンクーバー在住の峯柴しげさんは、5月18日に108歳の誕生日を自宅で迎えた。

 

108歳の誕生日を迎えたしげさん(左)。お祝いにかけつけたお友達に囲まれて(写真提供 桜田舞さん)

 

 しげさんは1909年名古屋市に生まれ、女学校を卒業後、一郎さんと見合い結婚した。

 戦前、京都でせんべい店を営んでいたが、戦後は福祉施設、保険会社、銀行、花店などで働き「働き者」と評判だった。

 1968年、先に移住していた娘の京子さんを頼って、夫の一郎さんとともにトロントに移住した。

 1979年、家族でバンクーバーに転居するまでは、トロントで日系商社の人からベビーシッターの仕事を得て働いていた。

 1985年、85歳で夫の一郎さんが亡くなってからは京子さんと二人暮らし。

 戦前、戦中、戦後を通して働いてきたしげさんは、100歳過ぎてもベビーシッターがしたいとか、107歳の時にも退屈して、「どこかに仕事がないかな」と京子さんにたずねたそうだ。

 今でも時々、気分のいい時は日本の歌『君恋し』などを大声で歌ったりする。

(編集部)

 

リノに行った時。娘の京子さんと(1988年)

 

トロントで夫の一郎さんと(1973年)

 

85歳のしげさん

 

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