2017年4月27日 第17号

3月26日、Tswassen Springs で「バンクーバー新報杯」獲得をかけて6組、24人がキックオフした。しかしこの日は、スタート時からあいにくの雨模様。それにもかかわらず、「きっと雨は上がる」と強気の予想でスタートしたが、雨、風ともに強まり、あえなく5ホールで中止を決断。

再試合は、4月16日、同コースで実施した。優勝者は、グロススコア74、ネットスコア66で、ともに湯沢文敏さん。2017年の「新報杯」を獲得した。 今年も残り、17試合を予定していて、10月末まで熱戦が繰り広げられる。

 

スタート前の恒例、全員集合写真(3月26日撮影)

 

仲間を愛し、ゴルフを愛する ゴルファー生態学&雑学&珍格言

 我々、ゴルフ仲間の生態を自らのことも含めてじっと観察すると、思い当たることがあまたある。そんなあれこれをジェットゴルフの取材などを通じて拾ってみた。また、ゴルフにまつわる雑学も珍格言も「眉唾モノ」も含めて、あまたある。ともあれ、長年やっていてもゴルフ前夜は、遠足前夜のような高ぶりを感じるのは私だけであろうか。愛すべき少年のような心を持つジェットゴルフの仲間たち。

● スタート前の会話。「最近、腰の調子どうも…」、「どうもショットが安定しなくてね」などなど、「今日はやるぞ!」という胸の内の思いとは裏腹に、不調を訴え合う。こんなふうに調子を合わせた会話を「三味線を弾く」という。

●「仕事をリタイアして、今じゃ『週休二日制だよ』」?…何のことはない、週のうち5日間はコースに出ているという意味だそうだ。

●「頭を動かすな」、「ボールから目をそらすな」、「アドレス時に肩がクローズになっている」、「ボールの位置を一定に決める」、「グリップは正しく」、「テークバックはゆっくりと」などは、上級者やティーチングプロが必ずアドバイスするポイント。しかし、その真逆を身につけてしまっているのが、『自己流』。つまり、自分が動かしやすい自然な動きは、ゴルフスイングにはNGなのだろうか。ティーチングプロも手こずる我々の癖だそうだ。

●「ゴルフのスコア(道具)は、お金で買える」とはいうが、「腕も売ってりゃ、なおいいのだが」。こればかりは…。

● You Tubeのゴルフレッスン動画は、88,550種もある。これ以外に、ゴルフ雑誌や書籍も合わせると、レッスンの種類は「何通り」あるのだろうか。それぞれ切り口が違うし、どれを信じればよいのだろうか…。結局、自己流に落ち着くのもやむなしか。

● ボールとムスコは、言うことを聞かないもの。だからおもしろい、伸びしろがある、とは負け惜しみ。

● 思うようにいかないとき、「もう、ゴルフはやめようか」と思うことがある。一方、思いもよらないロングパットや、チップインがあったりする…「だからゴルフはやめられない」。

● ゴルフボールは、摂氏25度ぐらいの気温のときがもっとも飛ぶという。冬は10ヤードぐらい飛距離が落ちるというが、真偽の程は定かではない。そうか…飛ばないのは気温のせいにすればいい…?

● 日本のゴルフ雑誌、ゴルフダイジェストが主宰している「スコア管理」によれば、上手、下手にかかわらず、スコアの約40パーセントをパット数が占めているという。ちなみに18ホールで、ショット数50、パット数32の人で、ハンディ10が目安。

● コースでプレーすると、「やっぱりもっと練習しないとだめだな」と大半の人が反省する。また、プレー中にスイングを修正したりと、とにかく生真面目なのだ。コースであれこれ悩むのではなく、楽しむ場と考え、ゲームプランを考えるべき、というアドバイスにはうなずけるが、実行は難しい。「それがゴルフのおもしろさよ」といつも悟りを開くのである。

(取材 笹川 守)

 

グロス&ネットW優勝者の湯沢文敏さん

 

雨にも負けずナイスショット!(3月26日撮影)

 

やる気満々なれど、雨脚強まる(3月26日撮影)

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。