12月19日、恒例のバンクーバー日本語学校ホールで、300人を超える大クリスマス・パーティーが開催された。在バンクーバー日本国総領事館・岡田誠司総領事夫妻、ファミリーで参加のバンクーバー市会議員ケリー・ジャング氏をはじめ、来賓の方々、大人も子供も大はしゃぎ。この楽しいパーティーを支えてくれた園児・生徒のお母さん、お父さん、ボランティアの方々。そして、企画進行や会場準備をしてもてなした教職員。一年を締めくくる楽しい楽しい大パーティーだった。

 

こどものくに/キンダークラスの歌。わが子の晴れ姿を、と写真撮影に大いそがし

 

日本語学校の生徒、スタッフ、 ボランティアが一丸となって…

 クリスマスパーティーの企画、演出は生徒と先生が何度もミーティングを重ね、練習し、その成果を披露した。その過程そのものが、教育の一環であり、しっかりと生徒たちの身につくものであろう。そして、いつまでも思い出に残る大切な一日となった。 

 また、「来賓の方々、お母さん、お父さんをはじめ参加者全員に、今年一年間の『ありがとう』の気持ちを精一杯示すおもてなしをしよう」と、料理を作り、サービスに取り組んだ。なかでも「キッチン・ママ」と呼ばれる人たちの料理には定評があり、日本語学校のさまざまな行事のとき、お客様に振舞われたり、また、「安くておいしい」ランチとしても人気が高い。ちなみに、日本語学校のキッチンは本格的な設備が整い、衛生管理も行き届いていて安心だ。

   このようにさまざまなことをお母さん、お父さん、ボランティア、教職員が一丸となって手作りで取り組んでいる姿に、生徒たちが良い影響を受けないわけがない。 

 日本語を教えるだけではなく、日本の行事や文化を伝えていく、さらにこうした働く姿で、「一生懸命さ」や「共同作業の協調性」の重要性などを行動で示していく…本校の真骨頂といえるのではないだろうか。                    

(取材 笹川守)

 

キンダーから4年生の合唱。ちょっとおすまし顔もかわいい!

スペシャル・ゲストの演奏。左からエレキ・サキソフォンの岡田総領事、ピアノの新屋宗一さん、ギターの中島有二郎さん

舞台の先生たちも会場も大はしゃぎの名物チキンダンス

クオック・アーロン君のバイオリン演奏。 ピアノ伴奏は、隣組の佐藤久美子さん

サンタさんから子供たちへのお楽しみプレゼント

全員で合唱の「ジングルベル」と「お正月」。伴奏は橋本ゆり先生

ママさんボランティアの原口記代さん、  背中のベビーは真里奈ちゃん

開会の挨拶をする水田治司理事長

本間真理校長もいつもにも増してやさしい笑顔でごあいさつ

来賓の挨拶をするバンクーバー市会議員のケリー・ジャングさん

ドアプライズの発表をする浅川トミさん(理事)。キッチンママのリーダーとしても大活躍

最初から最後まで日本語と英語の司会を務めた浅野智美さん(左)とサエディ維利也くん

「勉強と遊び、どっちが楽しいですか?」と、岡田総領事の挨拶に、子供たちも一気に和やかムードに

閉会の挨拶は、芳賀満園長(左)と内藤邦彦教頭

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。