冬は1年の中で、最も事故や車のトラブルが多発する季節です。 この季節に確認しておきたい車のメンテナンスを4回にわたってご紹介します。

第１回　冬のカーライフに安心を！

　スタッドレスタイヤ(winter tire, snow tireと呼ばれる)についてお話しします。

　こちら北米ではドライ路面、マッド、スノーなどあらゆる路面で一定の性能が確保されているオールシーズンタイヤも人気ですが、やっぱり雪が積もった道でも寒さで凍結した道でも安心、安全、快適に走れるのはスタッドレスタイヤではないかと思います。

　スタッドレスタイヤはなぜ雪道や凍結路で止まるのか？

　特殊なゴムやトレッドパターンが雪や氷の上でも滑りにくくしてくれるからです。

　路面が凍結したアイスバーンでは、路面とタイヤの間に入り込む水が潤滑剤のような役割をすることで滑りやすくなってしまいます。

　スタッドレスタイヤは基本的に細かい溝やゴム自体に吸水性や氷をひっかく性能を持たせることで滑りにくくなっています。

　また、この溝や大きなブロックが積もった雪をしっかりつかむことで積雪路でも滑りにくいのです。

　このように通常のタイヤとは大きく違う性能をもったスタッドレスタイヤ。

　冬のドライブを快適にするためにも履き替えをご検討してみてはいかがでしょうか？ 　もうすでにスタッドレスタイヤを持っています！という方。

　最近はロングライフをうたったモデルも多いので一概には言えませんが、一般的にスタッドレスタイヤの寿命は3シーズンが目安です。

　溝の有無だけでなくこちらも交換の目安にお考えください。

　最後にタイヤの性能をしっかり発揮してもらうためにも空気圧などのcheckもお忘れなく！！ 設定値にしておくよう心がけてください。

　たとえスタッドレスタイヤを履いたとしても慎重に走るにこしたことはありません。『急ハンドル、急ブレーキ、急発進』急の付く動作を避けて車間距離を十分にとり、いつも以上にまわりに気を配って、安心、安全に冬のドライブをお楽しみください！！

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上田 真吾