バンクーバー日本語学校と隣組

〜異世代間交流活動〜

 

隣組ボランティアとスタッフが8月13日木曜日、バンクーバー日本語学校サマースクール・こどものくにサマーキャンプを訪問した。この訪問は、隣組シニア世代と日本語学校の若い世代の交流を目的としたもので、隣組からは2名のシニアボランティアが参加した。

 

楽しい交流を終えて記念撮影

 

 午前10時に日本語学校に到着した隣組ボランティア一行は、こどものくに3・4歳児クラスと5歳児クラスの子どもたちに紙芝居を読んだり、遊具を使って一緒に遊んだりしたあと、5歳児クラスの園児から手作りの楽器での演奏のプレゼントを受けとった。また、小学校部では隣組シニアボランティア菅原おほみさんの指導のもと、「きゅうりもみを作ろう」と題された一連のワークショップを楽しんだ。身体を動かすエクササイズから実際の料理へとつながるこのワークショップは菅原さんの発案によるもので、初めて包丁を手にする子どもも丁寧にシニアボランティアから包丁の使い方を教わる姿が見られるなど、温かい雰囲気の中子どもたちもいきいきと参加していた。最後に片岡純子さんによる手作り紙芝居「かもとりごんべえ」が子どもたちとの活発な対話を介して披露され、子どもたちは目を輝かせて紙芝居に聞き入っていた。この交流活動に参加した片岡さんは、「小学生にとっては、ユニークな展開のある日本の昔話は面白い題材で、自分もこの活動が大変愉しかった。次の紙芝居製作について現在、案を練っているところ」と感想を語っていた。 また、バンクーバー日本語学校・本間真理校長は、「隣組の方々との交流を通して、経験豊かな方々から教わる、日本語、日本文化は、生徒達にとって大変貴重なもので、楽しく有意義な時間となった」と、感謝の気持ちを伝えた。

 隣組がパウエルストリートにあった1980年代頃まではお互いの距離も近く、日本語学校との交流もよく行なわれていた。しかし、現在の二つの施設は距離的にやや離れているため、残念ながら以前ほどの活発な交流が見られなくなった。「第二次世界大戦中に物心がついていて戦争体験を語ることのできるシニア世代も80代となっている。次世代を担う若い世代と生きた歴史や文化を伝えられるシニア世代との交流は、日系コミュニティにとって大切な意義を持っている。今後も意識的に隣組シニアと日本語学校との異世代間交流活動を持ち続けていきたい」と、隣組事務局長・岩浅デイビッドさんも述べている。

(記事提供:隣組/バンクーバー日本語学校)

 

きゅうりの切り方の指導を受けるVJLS の生徒 

紙芝居に集中したこどものくに園児 

手作り紙芝居に興味を示したVJLS 生徒 

先生をきゅうりに見立てて、きゅうりもみの練習 

 

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