バス料金、一律に
ブリティッシュ・コロンビア州グレーターバンクーバー地域のバス料金が、10月5日より区間、平日・休日や時間を問わず、一律1ゾーン料金となる。
これはバスなど公共交通機関を運行しているトランスリンクが進めている電子カード乗車券(コンパス・カード)の導入過程に伴うものだが、コンパスカードを利用してバスに乗車した場合、降車時にカードリーダーへの読み取りを忘れると、誤った乗車料金をチャージされる不具合への対応でもある。
一律料金制度は、バスと身障者用ハンディ・ダートに適用される。スカイトレイン、シーバス、またウェスト・コースト・エクスプレスについては、今までと同じゾーン料金が適用されるほか、正確な運賃引き落としのために、降車時のカード読み取りも忘れないよう、トランスリンクは呼びかけている。
また同社によると、コンパスカードの販売機が今月中にはスカイトレイン駅と、シーバス乗り場で順次稼動する予定とのこと。ただ、当初は使い捨て(一回限りの使用)チケットの販売のみになり、コンパスカードの販売は10月下旬から開始される予定だとしている。
さらにトランスリンクは、コンパスカードの街中の小売店やカスタマーサービス・ウォークイン・センターでの販売と、電話やオンラインによる通信販売を11月には開始する意向だという。