日加3選手がデザインに
記念切手発表会で、デザインの前でセルフィーするシンクレア選手(左)とブチャナン選手(写真提供:サッカーカナダ)
FIFAワールドカップ女子カナダ大会を記念してカナダポストから記念切手が発売された。デザインには、カナダ代表キャプテンのクリスティーン・シンクレア選手、同じくカナダ代表DFカデイシャ・ブチャナン選手、そして、日本代表GK海堀あゆみ選手が描かれている。
デザインはトロントのデザイナーによるものだが、運輸大臣兼カナダポスト担当リサ・レイト氏の、「今大会はカナダのサッカーに対する情熱を示す熱い大会となることを、この切手がうまく表現している」というコメントが、カナダ2選手よりも海堀選手の躍動感あふれる動きを指しているかのようでカナダらしい。前回大会優勝国の日本と開催国カナダの選手をバランスよく起用したデザインとなっている。
切手は5月6日からすでに発売されており、全国のカナダポスト、もしくはHP(canadapost.ca/shop)から購入できる。10枚1冊8ドル50セント。
この他にも、カナダ国内では、W杯開催まで1カ月を切り、W杯関連のさまざまな催しが企画されている。
女子サッカー普及のためにFIFAが行っているFIFA’s Live Your Goals Festivals(http://www.fifa.com/womens-football/live-your-goals/index.html)もそのひとつ。少女や若い女性を対象に、サッカーを通してフェアプレーやチームワークを学び、新しい友達作りにも一役買おうというプログラム。地球規模で行われているこの催し、昨年から今年にかけてカナダでも開催されている。
昨年は、エドモントン、モンクトン、モントリオール、そして、トロントで開催された。今年は今月に入りオタワ、ウィニペグで開催され、バンクーバーでは5月23日に開催される。サッカーはすでに、カナダでは競技人口1位のスポーツ。特に女子サッカーは人気が高い。2012年ロンドン五輪で銅メダルに輝いた女子サッカーカナダ代表。地元開催のW杯では優勝の期待がかかる。
この他にも、4月初旬からFIFA女子W杯トロフィツアーが始まっている。東から順番に全国各地を回る今回のトロフィお披露目ツアー。バンクーバーには5月29日に到着する。前回大会では日本代表が高々と掲げた優勝トロフィ。選手たちの手に渡る前に自分の目で見ることができる絶好のチャンスとなる。
(取材 三島直美)