なでしこジャパンを応援しよう!

 

 4年に一度のFIFA女子ワールドカップは、いよいよ6月6日開幕。

 連覇を狙う日本女子代表(なでしこジャパン)の初戦まで1カ月あまりです。

 前回2011年ドイツ大会では、 米国との決勝を延長後半で追いつきPK戦を制す劇的な展開で、なでしこジャパンが初の王者となり、一躍注目を集めました。

 東日本大震災の数カ月後、決してあきらめず果敢にフェアプレーを続ける姿は多くの感動を呼びました。

 カナダ開催の今大会 なでしこジャパンのグループステージ3試合のうち、6月8日(対スイス)と12日(対カメルーン)の2試合が、ここバンクーバーBCプレースで行われます。

 参加24カ国が6つのグループに分かれて戦い、決勝トーナメントを目指すグループステージ。

 観戦してみたい!というW杯初心者の方に、4つのポイントをご紹介します。

 

 昨年バンクーバーでの親善試合にて。勝利を喜ぶ選手たち(Photo by Sam Maruyama)

 

(1)チケットは手に入りにくい?

 W杯のチケットはさぞ高額だろう、と思っていませんか?

 グループステージのチケットは、決勝トーナメントに比べて手に入りやすいのがうれしいところ。チケットは、20.15ドルから。席によっては、「Me+3(3枚買うと、4枚目は無料)」というオファーやグループチケットもあります。 (☆詳しくは FIFA.COM/CANADA2015 または、チケットマスター 電話1-855-915-2015 まで。)

 今回の会場は、おなじみBCプレース。スカイトレインの駅に隣接、ダウンタウンから徒歩圏と、他国のファンからは羨望のアクセス。試合開始は午後7時なので、仕事や学校の帰りに気軽に立ち寄れそうです。

 また、8、12日は、各日2試合開催。時間のある方は、2試合観られてお得感も。(再入場不可など要注意!)

 

(2)23人の代表選手をチェック

 3月に行われたアルガルべカップでは9位と、課題も見えたなでしこジャパン。

 先週発表された35人の予備登録メンバーには、昨年中盤以降、代表選出を外れていたFIFA女子最優秀選手賞の澤穂希選手も復帰。最後に23人に選ばれるのはどの選手か、期待は高まります。

 代表発表は、日本時間5月1日午後2時。W杯直前の5月24、28日には日本で、ニュージーランド女子代表、イタリア女子代表との対戦が予定されています。

 選手の背番号とポジションを事前にチェックしておくのも楽しむコツです。

 

(3)観戦当日の応援グッズを準備

 金色のW杯チャンピオンエンブレムがついたユニフォームは、次回大会まで着けることが許される名誉あるもの。ユニフォームの左胸の星印は、W杯優勝を表します。

 大会を観戦するのに盛り上がるグッズの一つが、「日本代表なでしこユニフォーム」。チャンピオンエンブレムのついた自国のユニフォームは、ちょっとした自慢です。

 代表カラーや日本をモチーフにした服装、日の丸のフェイスペインティングなどして、日本からのサポーターと共にエールを送るのも、W杯ならではの楽しみ方です。

 BCプレースでは、試合当日記念Tシャツなども販売されるようです。

 

鮫島彩選手、宮間あや選手(日本サッカー協会提供)

 

(4)なでしこジャパン(日本女子代表)カウントダウンフォトキャンペーンに参加

 日本サッカー協会(JFA)は、なでしこジャパンの初戦6月8日までをカウントダウンする、数字入りのサポーターの写真を募集しています。選ばれた写真は、JFA公式WebサイトJFA.jpや、なでしこジャパンFacebookなどで紹介されるほか、抽選で11人に選手のサイン入りグッズのプレゼントという特典も。(☆詳しくは、JFA.jpにて。)掲載されると日本の家族や友達にも喜ばれるかも。

 佐々木則夫監督は、4月FIFAのインタビューで、「現チームは2011年より良くなっているが、世界各国のレベルが一段とあがっている」と語っています。

 女子サッカーは男子とも違う魅力が満載で、サッカー初心者にとっても観戦しやすいといわれます。

 なでしこジャパンの初陣を、12人目の選手といわれるサポーターとして応援してみてはいかがでしょう。

(取材 大倉野昌子)

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