2018年1月1日 第1号

 新年明けましておめでとうございます。今年も読者の方々にとりまして健康で、充実した一年になりますことをお祈りしております。

 新年の抱負として、食事に気をつける、運動をする、ストレスを溜めないといった目標を掲げる方も多いと思います。最近カナダでも森林浴が注目され、体調が良くなく、病院に行ったところ、お医者様から週に5日、半時間の森林浴をすることを勧められ、体調がずいぶん良くなったということを聞きました。森林浴は体を動かすだけでなく、歩きながら山々や木々の緑を眺め、鳥のさえずりを聞きながら、散歩をすると心が洗われストレス解消にもなります。

 最近はできあいのお弁当やサンドイッチ等のテイクアウトのお店や冷凍食品も豊富で、料理をしなくても食事に困らないですが、今年はぜひ皆様に少しでもお料理し、家族の方やお友達と楽しく食事をしていただきたいと思います。今回はどんぶりやおにぎりの具としても使い回しできる、ご飯がすすむ鶏のそぼろをご紹介します。メープルシロップを使ったやさしい甘さの鶏そぼろで、お弁当にも最適です。

 

 

鶏そぼろ

材料    4人分
・鶏ひき肉 …… 500グラム
・しょうゆ …… 大さじ4杯
・メープルシロップ …… 大さじ1杯
・しょうがのすりおろし …… 大さじ1杯
・炒りたまご …… 卵3個分
・茹でたほうれん草

 

作り方
① 中くらいの鍋に鶏ひき肉、しょうゆ、メープルシロップ、しょうがのすりおろしを入れ、箸5〜6本をまとめたもので、よく混ぜる。ここでしっかり混ぜておくと味がなじみ、ダマになりにくい。
② 鍋を火にかけ、箸でかき混ぜながら、鶏ひき肉がほぐれ、汁気がほとんどなくなるまで煮る。味見をし、味を調える。
③ 温かいご飯をどんぶりに盛り、鶏のそぼろ、炒りたまご、ほうれん草を彩りよく盛り付ける。

 

 


鈴木 公子(すずき きみこ):和歌山県出身。ノースバンクーバーを拠点に旬の野菜、地元の食材を使った和食を発信。
母親から本当の家庭料理を学び、ミシュラン一つ星、京都とり料理瀬戸の女将さんから『おもてなしの心』を学ぶ。
Cook Culture及びWell Fed Studioの和食インストラクター。UBC Farmにて和食のワークショップ開催予定。edible Vancouver wine and country にて記事掲載。
www.kimikoskitchen.wordpress.com

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。