2017年4月13日 第15号

 今年、2017年はカナダ建国150周年記念の年に当たります。それは私共夫婦のカナダ移住50周年記念の年にも当たります。

 昔は「人生50年」といわれており、実際50年は長い年月ですが、私の感じでは短く、昨日カナダに移住して来たように感じます。

 カナダが新移民を募集していることを知ったのは1966年か67年で、私の職場の同僚からでした。

 その時、私は岡山県玉野市にある大手の造船会社で働いていましたが、その会社での自分自身の将来性に疑問を持っていた時でしたので、興味が湧いたのだと思います。

 時を同じくしてNHKの番組でカナダが紹介されており、カナダの国土の大きさや生活水準の高さに憧れ、まもなく移民申請書をカナダ大使館に提出しました。

 また、私は小さい頃から海や海外に憧れていましたし、亡父は日本が第二次世界大戦で敗北したのに関連して「井の中の蛙、大海を知らず」では駄目だと私を含めた息子達によく言っていたのも影響したのでしょう。

 カナダ大使館の試験官が岡山まで来られ、多分、岡山県庁で面接試験があったと思います。幸い試験に合格しました。

 私の移住は岡山県地元の山陽新聞の記事になり、岡山県知事さんからはお別れの品を賜り、妻と二人で神戸港からアメリカの貨物船アイダホ号に乗船、3週間近い船旅を体験し、1967年9月21日にカナダに上陸しました。

 貨物船でしたので、横浜港で貨物や数人の乗客を乗せて太平洋を横断、アメリカのポートランド等で積み荷を降ろしたりしましたので、3週間近くの長旅になりました。

 アイダホ号はノースバンクーバーの岸壁に着岸、そこが私ども夫婦、及び船内で知り合いその後友人になる二人の新移住者仲間の「カナダ移住50年」の出発点になりました。

 その仲間二人もそれぞれカナダで成功されており、「メデタシ・メデタシ」です。

 この50年間に私共夫婦にも色々な問題、苦労もありましたが、神様、多くの人達、そしてカナダ国の助言、励まし、指導、ご協力等に依り今日までどうにか無事に生きてこられたことに私は感謝しています。

 私は4年前の帰郷の折に妻の実家がある玉野市に立ち寄ったのですが、その折にカナダが新移住者を募集していることを知らせてくれた昔の職場の同僚と再会しました。その時に、彼は私に本当に悪いことをしたと謝ったのです。

 もし、自分が知らせていなかったら「水本さんご夫婦はカナダに移住して行くことはなかっただろう」と謝ったのです。

 私共夫婦はカナダで幸せに暮らしているので、彼が謝るどころか、私が彼に感謝したいと述べました。

 私共夫婦も80歳に近く、あと何年元気でこの世に居られるか分かりませんが、喧嘩せず、お互いに励まし助け合い、平和な余生を送りたいと願い、また思っています。

 


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