2020年1月16日 第3号

 

 誰かと会話をする上で、何かお互い共通するものを見つけることは会話の糸口といわれている。時に会話の中で、お互いに同じような経験をしたことがあることを発見したりすると、会話も弾むものだ。今回は、そのように似た経験を分かち合うときにはどんなことを言えばいいのか、あるいは、以前にどこかで見たことがあるような風景だったり、ドラマでのお約束シーンだったり、使い方は多様な表現をいくつか紹介したい。

This looks familiar. 「これは見覚えがあるぞ」

“familiar”(ファミリア)は「見覚えがある」、「聞き覚えのある」よく目にする、耳にする事柄のゆえに記憶に新しい事柄を指す。

It’s a familiar scene. 「おなじみのシーン(風景)だね」

Here’s a familiar face. 「ああ、見覚えのある顔がいるよ」

I’ve heard that before. 「それは前に聞いたことがあるね」

We’ve been there once before. 「以前にそこに行ったことがある」

 この表現は直訳すると、「そこに行ったことがある」という意味だが、「わたしたちはすでに似たような経験をしたことがある」という意味でも使われる。

Been there. Done that. 「もうすでに経験済みさ」

誰かが何かをしたことについて、もう一人の人が“Been there. Done that.”というと、「自分はもうそれをとっくの昔にやったさ」という少し自慢じみた表現になる。

It’s not surprising. 「それは驚くことではないね」

That was expected. 「それは予想されたことだったね」

That’s a frequent occurrence. 「それはよく起こる出来事だね」

 どんな音楽が好きなのかなどを比較しあうときは、好みが合うか合わないかがはっきり分かれる微妙な瞬間でもあるが、このような言葉で自分が好きな曲をかけてみるのもいい。

Does this sound familiar to you? 「こんな音は聞いたことあるかい?」

Have you heard Mac DeMarco’s music before? Check this out. 「マック・デマーコの音楽聞いたことある? これ聞いてみて」

 お互いに音楽の好みが合うのを発見する時ほど楽しいひと時はない。

 ぜひ2020年も気持ちいい英会話を使い続けていただきたい。 

(文・イラスト 亀谷長政)

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。