2018年8月16日 第33号
今日はよく聞くスラングを紹介。
通常、アップ、ダウンと言えば逆の意味だが、どちらを使っても同じ意味合いになる表現がある。もし友達の間で、誰かが何かを計画して、誘われた場合に何と答えるのか。
Hey, who wants to play basketball tonight? 「今日バスケしたい人〜?」
通常は“Who wants…?”と聞かれているので、正しい答えは“I do!”なのだが、会話やテキストでよく聞く答えは、以下のような表現なのだ。
I’m down! I’m up for it! I’m in! I’m game!
上記のどれも「行く行く!」という感じのイキのいい返事になる。「ダウン」と「アップ」が、どっちも「参加する」「その気がある」ということを示唆する言葉となる。ただ、「アップ」の場合は“up for it”の3つの単語がいる。
“I'm game”という表現は、カードゲームに由来するが、ほぼいろんな状況で使える。
聞く側の方も“Who's in for playing basketball tonight?”や、“Who's down for basketball tonight?”と聞くこともできる。
ではもし答えが「ノー」の場合は?
I’ll pass. 「パス」
I’m good. 「俺はいい」
“I'm good”は、プレーしたいのか、しなくて「いい」ということなのか少し曖昧になるので、もっとはっきり言う必要もあるかも。
Sorry. I can’t tonight. 「ごめん、今夜はダメ」
スラングを使うとき気を付けたいのは乱用を避けること。同時にスラングを使っていいときと控えるときを知っておくこと。例えば上記のような表現は、学校の先生のような立場の人に使うと、すこし“awkward”(ギクシャク)するかも。
しかし、友達の間ではこんな短い答え方をすることによって意気込みを見せることもできるし、流暢さにもつながるので、いろんな場面で使ってほしい。
(文・イラスト 亀谷長政)