2016年8月11日 第33号

 今回は各地で行われているファーマーズマーケットで、できるだけフレッシュで、生のまま食べることに挑戦してほしい野菜についてお話したいと思います。 

 夏の間に、いっぱいスーパーやマーケットに並べられる青々としたリーフレタス、ほうれん草、スイスチャード、コラードグリーンやケールなど、カナディアンがこぞって買いあさっているのを見かけると思います。この時期にできるだけ新鮮な物を!身体に栄養のあるものをそのまま食べたい!という気持ちがよく感じられます。ここで少し栄養を存分に吸収できる方法をお教えしたいと思います。

 リーフレタスなどはそのままサラダや焼肉に巻いて食べたりするだけでも良いのですが、そのほかの特に濃い緑色の葉を持つ野菜は、炒めたりお湯でゆがくなどしてOxalic Acid(シュウ酸)と言われ、腎臓結石を作る素の物質を取り除く必要があります。ですが、長時間ゆがくなどすると、多く含んだビタミンCなどの水に溶けやすいビタミン類のほとんどを一緒になくしてしまうので、ゆがくのであれば、さっと葉がしんなりなったぐらいでお湯からあげ、水で洗い流してください。

 その他にケールやスイスチャードなどはニンニクと一緒にオイルで炒めることにより、今度はビタミンAなどの油に溶けやすいビタミン類を摂取することが出来るので、自分の気に入った調理法で食べることをオススメします。

 カナダの夏だからこそ、トライしていただきたい野菜はビーツです。糖度がものすごく高いため、ビーツシュガーといってビーツから砂糖を作ることもできる野菜です。ここ最近、日本のスーパーでも見かけることがありますが、あまり食べる機会のない日本人にとっては、なかなか食卓にあがることのない食材の一つだと思います。

 真っ赤なカブということから漬物ぐらいにしか出来ないのではないかと思われていますが、サラダなどに用いるととても美味しくいただくことができます。ビーツを調理するとびっくりするのが、とても綺麗な赤紫色の汁があふれ出てくることです。大変みずみずしく、赤紫色の色素は有名なブルーベリーなどに多く含まれるアントシアニンと呼ばれる抗酸化物質を含んでいることから、身体にとても良い食べ物であるとわかっていただけると思います。それに加え、ビーツは肝臓の働きを助ける働きもあるので、この夏、軽いDetoxをしたいなぁと思っている方にはオススメの食材です。 

 ビーツは冬でもスーパーには必ず置いてある常備野菜の一つですが、夏に収穫するため、カブの部分だけではなく、ビーツトップと言われる葉の部分も一緒にいただくことができます。この時期にぜひとも挑戦してみてはいかがでしょうか?

 


草野明美 自然医学博士/Naturopathic Doctor

1989年にカナダオンタリオ州に父親の転勤で引越しをし、2002年にトロントにあるCanadian College of Naturopathic Medicine にて修業後、2年ほどバンクーバーの指圧学校で講師/カウンセラーとして自然治癒力の素晴らしさを教えていたが、日本でも同じことができないか一度帰国。その後日本で結婚、出産をし2013年7月に再度家族を連れてバンクーバーに戻ったあと、カルガリーMarket Mall内のNutrition Houseにてサプリメント健康アドバイザーとして勤務。現在は2児の母としてバンクーバーに在住。

 

 

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