2020年2月6日 第6号
エアカナダ機が、スペイン・マドリードを飛び立った直後にエンジン異常で引き返していたことが分かった。
エアカナダ837便は、2月3日午後3時ごろマドリード・バラハス空港を離陸、予定では同日午後3時40分にオンタリオ州トロント空港に到着だった。
しかし離陸して30分後には緊急着陸を空港に要請していたという。それから燃料を減らして機体を軽くするために空港上空を4時間飛行して、無事着陸した。乗客128人と乗員8人にケガなどはなかったという。エアカナダによると、エンジン異常とタイヤの破裂があったと説明している。
使用機材はエンジン2基のボーイング767―300で、1基でも飛行できる設計になっている。エアカナダは、パイロットは今回のような事故が起きても対処できるよう訓練されていると、声明で発表している。
マドリード空港ではこれよりも少し前に、空港の離陸エリア近くにドローンが飛行していることが確認されたため、約1時間に渡り空港閉鎖の措置を取っていた。エアカナダの事故が空港閉鎖と関係があるかは、現在分かっていない。
エアカナダは乗客に対し、その日の宿泊と代替便への再予約を手配すると発表している。