2020年1月23日 第4号
マレーシアが、不法に送られてきたプラスチックゴミが詰まったコンテナ110個を送り主に今年中に返還すると20日に発表したことが分かった。
マレーシアは昨年の第3四半期からすでにコンテナ150個を返還しているという。変換先は主に先進国で、カナダには11個が返還されている。
さらに今年には15個がカナダに返ってくるという。その他の国ではアメリカに60個、日本に14個、イギリスに9個など、先進国が主な返還先となっている。
不法なプラスチックゴミが途上国に送られていたことが分かったきっかけは、昨年4月にカナダが2013年、14年にフィリピンに送ったリサイクル用のプラスチックゴミに一般家庭用ゴミが混じっていることが分かり、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領がカナダに引き取りを迫ったことだった。結局カナダは返還費用を払ってゴミを引き取り、バンクーバーで焼却した。この後すぐにマレーシアも先進国に同様のゴミを返還すると発表した。