2020年1月9日 第2号
ブリティッシュ・コロンビア州裁判所は、元彼の悪口をソーシャルメディアで流した女に20万ドルの支払いを命じた。
支払いを命じられたのは自称スタイルブロガー&インフルエンサーのノエル・ハルクロウさん。2015年から付き合っていた男性と別れた直後から1年以上にわたってソーシャルメディアに悪口を掲載していたとして名誉棄損で訴えられていた。悪口の中には、「よく知られた浮気者でそれを自慢していた」などの言葉があったという。
裁判所は、ハルクロウさんは約100の相手の男性の名誉を傷つける投稿をソーシャルメディアで流しているが、それらはすべて事実ではなく、悪意のある嘘だとしてハルクロウさんに責任があると理由を語っている。本人は自分の投稿ではないと語っていた。
それでもこうしたソーシャルメディアでの投稿に対する訴えに20万ドルの賠償金は破格で、背景には彼女には約1万7千にものぼるフォロワーがいることなどから影響力が大きいと判断されたとみられている。
専門家は、ソーシャルメディアがメディアの主流となりつつある現代では前例を作る画期的な判決としている。