2019年12月12日 第50号
海外移住者にとって住みやすい町のランキングを発表しているインターネーションズが2019年版を3日に発表した。
世界82都市を対象に5項目で調査。カナダでは4都市が対象となり最も上位にランクされたのはケベック州モントリオールで5位。世界トップ5入りを果たした。カナダのその他の都市は、アルバータ州カルガリーが19位、オンタリオ州トロントが39位、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーは55位だった。
モントリオールが住みやすいと評価された項目は、金融・住宅事情で8位、都市部での労働生活環境で10位、生活費が11位だった。都市部での生活の質では41位と低かったが総合で5位となった。
39位だったトロントは金融・住宅事情が70位、生活費が65位。55位のバンクーバーは金融・住宅事情、生活費がともに82都市中80位と最低ランクに位置したことが響いた。
調査を実施したインターネーションズは、世界中に350万人の会員を持つ世界最大の海外生活者コミュニティで、今回の調査では約2万人が参加したと発表している。
ちなみに世界トップ5は、1位台北(台湾)、2位クアラルンプール(マレーシア)、3位ホーチミン(ベトナム)、4位シンガポール、5位モントリオール(カナダ)となり、モントリオール以外の上位はアジアの都市が占めた。
ワースト5は、82位クウェート(クウェート)、81位ローマ(イタリア)、80位ミラノ(イタリア)、79位ラゴス(ナイジェリア)、78位パリ(フランス)となっている。
この2019年のランキングを参考に2020年に海外で働きたいなら、どの都市がいいのか選択するということのようだ。