2019年11月28日 第48号
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州新民主党(NDP)は24日ビクトリア市で党大会を開き、党の政策を確認した。
注目を集めたのは選挙権の年齢引き下げ。現在18歳以上としている選挙権年齢を16歳に引き下げる案を提示した。対象は州選挙と州での市町村統一選挙。少数派政権のNDPは実行するとなれば協力関係にあるグリーン党の承認が必要となる。グリーン党は2017年の選挙公約で選挙年齢16歳引き下げを掲げており、議会通過は問題ないとみられる。ただ実施するかどうか決まっていない。あくまでも検討課題となっている。
また病院の駐車場無料化も検討すると語った。州民の生活の質の改善に必要との認識を示した。メトロバンクーバーでは独自の対応を取っている市もある。バーナビー市では今年7月、病院周辺の道路のパーキングメーターを一部撤去したり、料金を引き下げるなどの対策を取った。昨年にはサレー市が、サレー・メモリアル・ホスピタルの駐車料金を無料にする政策に着手した。ただ、これには駐車料金が直接病院の収入となり医療を助ける目的もあるため、慎重な対応が必要と野党自由党はけん制している。
その他、携帯料金の引き下げ実施を連邦政府に促す、チャイルドケアへの支援推進、BC州にある連邦政府機関建物内での生理用品無料提供の推進などを提案した。
党大会には約800人が参加。ホーガン州首相は「団結して、政策を推し進め、これからも州民のための政策を実行する」と語った。
一方で集会が開催された会場の周りではデモが行われていた。この日はBC州教師連盟がデモ。組合は労使交渉中で、年間2パーセントの給与引き上げ3年間の提示を拒否している。さらにBC州政府は森林業に関わるBCトラック・ロガーズ・アソシエーションや、メトロバンクーバーで続いているバス・シーバス・スカイトレインなど、労使交渉を抱えている。