2019年11月7日 第45号

 家族の願いは届かなった。マニトバ州ウィニペグで起こった痛ましい事件は最悪の結果となった。先月31日に寝ているところを刃物で刺された3歳の男児ハンター・ヘイズ・ストレート-スミスくんが2日、病院で死亡した。

 ハンターくんは首を含め数回刺されたとみられ、病院で治療を受けていた。しかし脳に大きな障害がみられると診断されたため、家族が生命維持装置を外す決断をしたと発表された。

 自宅前には花束やぬいぐるみが置かれ、同州ブライアン・パリスター州首相やウィニペグ市ブライアン・ボウマン市長もツイッターで早すぎる死を悼んだ。

 ハンターくんを刺したのはダニエル・ジェンセン容疑者(33)。ハンターくんの母親の元交際相手で、この日別の場所で母親と口論になり、その後自宅で寝ているハンターくんを襲ったとみられている。

 警察はすでに身柄を確保し、今後は殺人事件としての捜査を視野に入れると発表している。

 

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