2019年10月24日 第43号

 全国で唯一4党による争いとなったBC州では、投票日前日には4党の党首がバンクーバーに集結する激戦となった。

 2015年の前回選挙では自由党が圧勝、しかし今回は保守党が躍進した。自由党は前回から7議席減らし11議席に、保守党は8議席伸ばし17議席となった。特に内陸部で議席を増やした。

 新民主党(NDP)は2議席減らして11議席となった。オンタリオ州トロント出身のNDPジャグミード・シング党首だが、今年の補欠選挙でバーナビー・サウスから立候補し当選。今回の選挙でも同じ選挙区で当選し、総選挙では初当選となった。

 グリーン党はバンクーバー島で2議席を獲得。エリザベス・メイ党首がサーニッチ-ガルフアイランド選挙区で3度目の当選、ナナイモ-レディスミス選挙区では今年の補欠選挙で当選したポール・マンリー議員が総選挙でも当選を果たした。

 無所属のジョディ・ウィルソンレイボールド議員はバンクーバー・グランビル選挙区で再選した。

 連邦5政党のうち、2党がBC州から党首を輩出する結果となった。その2党NDPとグリーン党が自由党少数派政権で、どれくらいの存在感を示せるのかが注目されている。

 

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